「一部に弱めの動きもみられるが緩やかに回復している」 10月の静岡県内の経済動向は7カ月連続で判断据え置き 日銀静岡支店

 日本銀行静岡支店は、10月の県内経済の動向について、7カ月連続で判断を据え置きました。

 10月の県内経済について日銀静岡支店は、「一部に弱めの動きもみられるが緩やかに回復している」と7カ月連続で判断を据え置きました。

 一方、個人消費は、「物価上昇などの影響がみられるものの底堅く推移している」と前回よりも判断を引き下げました。「9月以降は節約志向の強まりから衣料品を中心に弱めの動きが続いていて、スーパーでも節約志向の強まりから買い上げ点数を減らして支出を抑制する動きや、よりやすい店舗を求めた買い回りの動きが見られる。また、コンビニエンスストアでも菓子や酒類など嗜好品の買い控えが続いている。」ということです。

 日本銀行静岡支店は「このまま物価の高止まりが続き消費者の節約志向がさらに強まる可能性がないか、一方で雇用所得環境の改善による消費の下支えが続いていくかどうかといった観点から今後の動きを注視していく」としています。

「一部に弱めの動きもみられるが緩やかに回復している」 10月の静岡県内の経済動向は7カ月連続で判断据え置き 日銀静岡支店