自家用車を運転中に歩行者はね死亡させたとして有罪判決の60代男性職員など2人を懲戒処分 静岡県

 静岡県は17日、自家用車を運転中に歩行者をはね死亡させたとして有罪判決を受けた60代の技監など、県職員2人を懲戒処分としました。

 県の西部健康センター技監の63歳の男性は、2025年1月8日、浜松市浜名区の県道で自家用車を運転中に横断歩道付近で歩行者をはね、死亡させたとして、10月に禁錮1年2カ月、執行猶予3年の判決を受けました。県はこれを受け、この男性を17日付で停職6カ月としました。

 男性は「被害者の方とご家族の皆様には当然でありすけれども、一緒に働いている県の職員、また静岡県に対して、非常にご迷惑をお掛けしたことを深く反省しております」とコメントしています。

 また県は、県外への出張を実際にはより出張先に近い実家から在来線を乗り継ぎ、宿泊も実家でしていたにもかかわらず、自宅から新幹線を利用し、出張先に泊まったと申請し、旅費を不正受給していた県の農林技術研究所の20代の男性についても、17日付で戒告としました。

 不正受給した金額は、旅費の差額の3万4000円余りで、全額返済されているということです。2025年3月以降、人事課や研究所などに匿名の通報が複数あり、発覚しました。20代の男性職員は「今後は、公金を適正に取り扱うという行政の根幹に立ち返り、職務に務めてまいります」 とコメントしています。

自家用車を運転中に歩行者はね死亡させたとして有罪判決の60代男性職員など2人を懲戒処分 静岡県