初の女性・高市総理に期待することは…「年金上げて、消費税下げて」「若者が希望を持てる国に」「トランプ大統領とうまくやれるか心配」 静岡

 女性初の総理大臣として初めて、所信表明演説に臨んだ高市総理。

高市早苗総理:「今の暮らしや未来への不安を希望に変え、強い経済を作る。そして、日本列島を強く豊かにしていく」

 生活費が高騰し、国民の不安が広がるなか、私たちの暮らしは? 町の人に、高市新総理に期待したいことを聞きました。

初の女性・高市総理に期待することは…「年金上げて、消費税下げて」「若者が希望を持てる国に」「トランプ大統領とうまくやれるか心配」 静岡

静岡駅周辺

30代女性:「女性目線で、いろいろ物価が高くなっているので、安くして頂けたら」
30代男性:「思ったことをストレートに伝えてくれたり、周りに忖度せずに言ってくれていると感じます」

高市新総理に期待することは?

30代男性:「“日本が日本らしく強い日本に”。日本人ってすごくいいところをたくさん持っている素晴らしい人種だと思うので、そこを負けないで、誇りに思いながら生活していける日本になればいい」

Q:いま、日本のプライドは無くなっていたり、負けている感じがある?
A.「経済面や企業とかも、負けているのかなと思います」

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 藤枝市と島田市から遊びに来ていた3人組は。

女性「信念を持っているから、いいことをやってくれそうな気がする」
女性「前の派閥政治とか少し違うんじゃないのかなっていうかすかな期待」

 では、高市新総理に、期待することは?

女性「“若者が希望を持って暮らせる社会をつくってほしい”。将来、年金も減るんじゃないかとか、雇用もどうだろうとか不安材料がいっぱいあるけど、若い世代が余裕を持って暮らしていけるような子どもをいっぱい産んで、楽しく生活できるような社会を作ってほしい。ちなみに私の娘は子ども4人います。5人いる人もいます」

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スーパーの買い物客は

 こちらの女性は、娘夫婦とお孫さん、親子3世代で生活しているそうです。

Q:きょう、たくさん買いましたね?
A.「安いのを探して。2割引きっていうのを選んで。2割引き。これも2割引き」

 今は年金暮らしだという、買い物上手な女性。高市新総理に、期待することは?

79歳女性:「“消費税の引き下げ、年金を上げてほしい”。生活苦ですから」

Q:ちなみに年金はひと月いくら?
A.「ひと月だと5万円ぐらい。やっていけません。娘に少しもらっている」

Q:具体的に物価高の影響ってどんなところに出ている? 何かを我慢しているとかは?
A.「洋服は買わないようにしている」

Q:買わないでどうしている?
A.「もらって。娘のおさがりをとか。昔はよかったよね、昭和はね」

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 こちらの男性も、年金暮らし。夫婦2人で生活しているそうです。

84歳男性:「“物価対策”ですね。今、米から何からみんな値上がりしているので、いつまで値上がりしていくのかな、庶民の生活を考えていないのでは。(米の価格が)4000円以上って考えられない。なるべく贅沢をしないように生活しています」

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商店街では…

 創業50年という、婦人服店の店主です。

婦人服店の店主:「消費税を全体に下げる」
Q:食料品だけじゃやなく?
A.「そうですね。洋服はね、(景気が)けっこう悪いと思います。安いものを買っていた人が、お金を使わなくなってきている。本当にギリギリ」

Q:ピーク時に比べて売り上げは?
A.「コロナ前の一番いい時に比べたら、だいぶ悪い。半分ってことはないけど」

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 およそ150年の老舗だという青果店の店主は。

青果店の店主「“地方のパフォーマンスが向上できるようにしてほしい”。日本経済の結果が表れるのが商店街だと思っています。商店街が良くなるところまで考えてほしい。静岡市の狭いエリアじゃなくて、広く栄えないと、うちも栄えないと思っている」

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若い世代は…

 若い世代からは、こんな声が多く聞こえました。美容師を目指し、専門学校に通っているという学生は。

20歳の専門学校生:「最低賃金を増やしてほしい」
Q:今は何系のバイトをしている?
A.「コンビニです。時給は1034円。来年、一人暮らしを考えていて、貯金をしないといけない。美容代とか、遊びに行くお金も我慢しながら貯金するのは大変なので、最低賃金を増やしてほしい」

 現在フリーターだという、こちらの女性も。

フリーターの20代女性「“最低賃金を上げてほしい”です」
Q:今の時給は?
A.「1000いくらだと思う。多少上げてくれているので、正確な数字は覚えていないけど」

Q:時給はいくらぐらいほしい?
A.「1500円ぐらいはほしい。旅行のためにお金を使うのを我慢している。旅行のために貯金して、その時にパッと使いたいので、普段は我慢しています」

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子育て世代は

 子育て世代のお母さんたちは、日本の未来に不安を抱えているようです。

 小さな子供を、2人育てる母親は。

29歳女性「子どもが安心して暮らせる未来を期待します。日中に人が多いところで強盗が入るとか、覆面のとか。闇バイトとか。若い子たちが手を出して、そういうのに走っていくのがすごく多いなと思うので、明るい未来が子供に待っていればいいと思う」

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 2児のお母さんだという、こちらの女性は。

30代女性「“みんなが未来に希望を抱ける日本に”なったらいいなと思っています。毎月何かが高くなったとか、そういうニュースばかりなので、まずは大人が元気になって、子どもたちもそれに続いて、大人になるってすごく楽しいことだよって思ってくれる日本になったら、もっともっと成長していけると思う」

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80代男性「円高傾向を希望する。物価を下げる。輸入品が高いでしょ、だから円高傾向がいいと思う」

20歳男性「若者の生活に寄り添った社会になればいいと思う。企業は今、買い手市場になっているので、アットホームな職場が多いなと思うので、それがもっと広がればいい」

19歳女性「電車代をもう少し安くしてください。(親には)いろんなところでお金をかけてもらっているから、これぐらいは自分で払おうかなと思っているけど、ちょっと高いなと思う」

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不安の声も

 高市新総理に期待する、様々な声があがるいっぽうで、こんな不安の声も。

20歳男性「トランプ大統領とうまくやっていけるのか?」

男性「地方議会と国政との関係が見えてこないので。」

79歳女性「潰されなければいいと思って。(立憲民主党の)野田さんに」

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 これからの日本をどう舵取りしていくのか? 高市新総理の手腕に注目です。

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