静岡・伊東市役所で総合教育会議が2か月遅れで開催 あと2日で失職する可能性のある田久保真紀市長も出席
静岡県伊東市役所では、教育長不在で協議が中断していた総合教育会議が2か月遅れで開催されました。会議には田久保真紀市長と市教育委員会の委員が出席し、児童・生徒数の減少に伴う小・中学校の統廃合などについて協議しました。
冒頭、遠山泰範教育長職務執行者代理は「本来であれば8月に総合教育会議を開催し、方針を決定する予定でしたが、教育長不在のため、先延ばしになっている状況だ」と苦言を呈しました。
会議では喫緊の課題である小・中学校の再編(基本方針案)について話し合われ、各地区説明会やパブリックコメントの意見を踏まえ、反対の声が多い宇佐美地区と対馬地区については結論を見送りとし、市当局は「新教育長が着任するまで凍結する」という事です。
一方、2027年3月に閉校が予定されている北中学校については、2026年度末までに学校環境を整備・再編し、(2007年4月から)新たな通学先を南中学又は門野中学校に選択できることとしています。
会議後、記者から教育長不在について聞かれた田久保市長は「現場の皆様に本当にご負担をおかけしている点についてお詫びを申し上げたい。今後、不安が解消できるようにできるだけ現場と一緒に努力してまいりたい」と話しました。
また31日の(伊東市議会)臨時会で失職する可能性があり、これが実質・対外的な公務の最後になることについてコメントを求めると「しっかりと最終日まで変わることなく公務を続けたい思っている。以上でございます」と述べ、会場を後にしました。
