2023年の浜松市長選 自民党が総務官僚・中野祐介氏擁立へ 鈴木市長「任期を全うするということ」
2023年春に予定されている浜松市長選挙で、自民党が地元出身で総務省課長の中野祐介氏を独自候補として擁立する方針を固めたことがわかりました。中野氏自身も前向きな意向を示しているということです。
自民党が2023年春の浜松市長選挙で独自候補として擁立する方針を固めたのは、総務省都道府県税課長の中野祐介氏(52)です。中野氏は浜松市出身で東京大学を卒業後、今の総務省にあたる自治省に入省。2019年から2年間、北海道副知事を務めました。
関係者によりますと自民党は、地元選出の国会議員や一部の県議、市議らで市長選に向けた組織を設け現在、中野氏を擁立する方向で最終調整に入っているということです。中野氏自身も前向きな意向を示していて、地元経済界の一部も賛成しているということです。
中野氏を巡っては自民党県連が2021年の知事選挙に向けて出馬を打診しましたが、実現しなかった
経緯があります。浜松市長選に向けた候補者擁立の動きは今回が初めてです。
一方現職の鈴木康友市長は正午すぎに報道陣の取材に応じ「まずは残りの任期を全うしたい」とし、次の選挙への態度について明言を避けました。
浜松市
鈴木康友 市長:「それぞれの各会派の皆さんの方針とか思いがあるということで、その額面通り受け止めているということでございます。2月に区の再編の条例の制定も控えていますし、とにかくあと半年の任期をまずは全力で全うするということですし、その後のことにつきましては時期をみてしっかり皆さんに報告したいと思っています」