スルガ銀行が旧経営陣に賠償を求めた裁判 元経営者6人に対し13億円の支払いを命じる判決 静岡地裁
 投資用シェアハウスへの不正融資で損失を招いたとして、スルガ銀行が元経営陣に賠償を求めた裁判で、静岡地裁はおよそ13億円の支払いを命じる判決を出しました。
スルガ銀行のシェアハウスローンをめぐっては、管理事業者が経営破綻し、オーナーからの返済も滞ったことで損失を招いたとして、スルガ銀行がローンを実行した当時の経営陣9人におよそ35億円の賠償を求めていました。
31日の裁判で静岡地裁は、当時の経営陣について銀行内の会議でシェアハウスの入居率が低下しているなどのリスクを把握しながら、融資を停止する義務を怠ったと指摘。
岡野光喜元会長ら当時の経営陣6人に対し回収不能になった融資額、およそ13億円の支払いを命じました。
判決を受けてスルガ銀行は「一連の問題の法的責任が明確化された」とコメントしました。
