【リニア専門部会】静岡県とJR東海が新たに2項目で対話が完了
リニア工事による生物への影響を議論する専門部会が開かれ、静岡県とJR東海が対話を必要とする項目のうち新たに2つが「対話完了」となりました。
トンネル工事をめぐっては湧水の流出による大井川上流への影響が懸念されています。
JR東海は、地中への薬液注入で影響を抑える考えで、5日の専門部会で薬液流出合に備えた水質の管理方法などを示しました。
また、大井川に放流されるトンネル湧水の影響で水温が変化し水生生物に影響が出る懸念に対しては、放流前後の湧水や川の温度をモニタリングするとしました。
委員らは一定のリスク管理がなされると評価し新たに2つの項目を対話完了としました。
これで28項目のうち13項目の対話が完了しました。
平木省副知事
「県としてはかなり先が見通せるような感じになってきたのではないかと思う。かなり問題点は整理されてきているのではないか」
JR東海 静岡工事事務所 永長隆昭所長
「残った課題についても対話が進んでいくように一生懸命やっていきたい」
