田久保氏が〝出直し選挙〟立候補の意向「市には課題山積」…ところで説明責任は？ 一方、市は退職金支払いの一時凍結を検討 静岡・伊東市
静岡・伊東市 田久保真紀前市長：「やりきったという思いで今いっぱいでございます。市長としての卒業証書は、市民の皆さんからすでにいただいている」
Ｑ．中退ではないんでしょうか
Ａ．「議会の決定を受けてのことですので、除籍と思っております」
田久保氏市長選立候補へ「伊東には課題が山積」
“涙の失職”から、２週間。伊東市政に混乱をもたらした、田久保真紀前市長。自らの失職に伴う、伊東市長選挙に出馬する意向を固めたことが分かりました。静岡朝日テレビの取材に対して、田久保前市長は、「支援者の意向なども聞いて決めた。伊東には課題が山積している。やらなければいけないことをやっていく」としています。
来月７日告示、１４日投開票の伊東市長選には、すでにこちらの５人が出馬会見を開き、立候補を表明しています。田久保前市長は来週にも取材に応じ、正式に出馬を表明するとしていますが、肝心の学歴詐称問題については、説明責任を果たせていないままです。
その田久保前市長について…。
伊東市 近持剛史企画部長：「退職金１９２万３７５０円につきましては、現在支払っておりません」
伊東市は条例に基づき、２００万円近い退職金の支給を差し止めていると明かしました。
伊東市 近持剛史企画部長：「退職手当の支給の一時差し止めという規定があります。市長が在任・在職中の行為で犯罪の疑いがあるときには、市長の退職金の支払いを一時的にストップできる。今支払うか、支払わないかを検討しているところであります」
退職金の扱いについて、伊東市は田久保前市長にも通知しています。果たして退職金は支払われるのか、支払われないのか。決断の期限は、１１月末に迫っています。
伊東市 近持剛史企画部長：「１年経っても起訴されないときは払わなければならないとなっていますので、そうなった時点では払うことも検討していくということで、その間は一時止めていくということです」
