伊東市長選10日で7日間の選挙期間も折り返しを迎える 候補者は各地で演説を重ね、支持拡大を目指す

YouTube Video 伊東市長選10日で7日間の選挙期間も折り返しを迎える 候補者は各地で演説を重ね、支持拡大を目指す
動画を再生

 伊東市長選は、10日で7日間の選挙期間も折り返しを迎えました。候補者は各地で演説を重ね、支持拡大を目指しています。

 10日折り返しを迎える伊東市長選。市によると、すでに4263人が期日前投票で1票を投じています。市内では投票を呼び掛ける啓発活動も・・・。

 全国から注目される過去最多の争い。候補者たちの訴えも、各地で熱を帯びています。

 投開票日まであと4日に迫った伊東市長選。選挙戦も10日で折り返し地点です。

●前職・田久保真紀候補:
「ありがとうございます、行ってきます」

 再び市長選に挑む、前市長の田久保真紀さん。特定の政党などの支援を受けないとアピールし、しがらみのない政治を掲げます。

●前職・田久保真紀候補:
「新たな伊東らしい地域性のある街づくりを進めていきたい。今回私は党の推薦も業界団体の推薦も、地域の有力者の推薦も受けていませんが、本当に市民一人ひとりの皆さんの一票で/市民の力で勝ち上がることが今回本当に大事になってきます」

 強みは全国レベルにまで広がった抜群の知名度。メガソーラーの白紙撤回や地域の特色に応じた街づくりを掲げながら、市民とともに歩む市政運営を目指すとしています。

●前職・田久保真紀候補:
「もっと市民一人ひとりが意見を言いやすい街になること、一部の人だけが政治を動かしているんだという空気を払拭したいなと思っています」

田久保真紀候補
田久保真紀候補

●無・元職 自民推薦 小野達也候補(62):
「市政の正常化、誰よりも早く、実行します」

“市政の正常化”を第一に訴えるのは、5月の市長選で落選した小野達也さん。自民党の推薦を受け、告示日には国会議員や県議も駆け付けました。

 落選後、市民として過ごす中で感じた物価高に対応すべく早期に経済対策に乗り出す構えです。

●無・元職 自民推薦 小野達也候補(62): 
「第1歩は、皆様一人ひとりの生命をしっかり守っていく、そのためになるべく早い段階で市内で使える商品券をお手元にお届けをいたします」

 市長時代に進めていた新たな図書館の建設計画は「ゼロベースで見直す」と訴え、市民の声に耳を傾けます。

●無・元職 自民推薦 小野達也候補(62): 
「とにかく暮らしに投入していく、投資をするということを宣言しているので、間違いなくこれはやらせていただきたい」

小野達也候補
小野達也候補

 前の市議で、国民民主党の推薦を受ける行政書士の杉本憲也さん。現役世代の減少が課題だとして、
個人市民税減税や子育て支援を掲げています。

●無・新人 国民推薦 杉本憲也候補:
「すぐに子育て政策進めなければ意味がない。どんどん人口は減ってくる。人口が減ると街はどんどん元気がなくなる/この街の活性化の中心を担う現役世代の皆さんの負担をとことん減らして、多くの人に選ばれる伊東市にしたい」

 市議を2期6年務めたとはいえ、知名度不足は否めません。豊富な活動量で浸透を図りながら、若さを武器に市政刷新を訴えます。

●無・新人 国民推薦 杉本憲也候補(43): 
「やっぱり一番動かないと皆さんの心は動かせないと思いますから、動くだけです/みんなが前向きになれる、頑張っている人を応援できる伊東市にしたい」

杉本憲也候補
杉本憲也候補

 埼玉県に住む、漫画家の鈴木奈々子(すずき・ななこ)さん。メガソーラー計画の撤廃や、外国人政策について訴えています。

●諸派・新人 鈴木奈々子候補(52):
「景観を害さないからOKって今の条例は甘いと思います。私はメガソーラーを厳しく扱いたいと思っております。皆さんの話をよく聞いて、皆さんの願いを叶える市長になりたいと思っております。」

鈴木奈々子候補
鈴木奈々子候補

 観光協会理事の利岡正基(としおか・まさき)さんはDMO(ディー・エムーオー)=「観光地域づくり法人」の設立など、観光に重点を置いた政策を訴えます。

●無・新人 利岡正基候補(52):
「伊東市の観光をもっと強くすれば所得も上がるかもしれません。今まで10年間観光の最前線で本当にずっと走り続けた私だから、この先もできるという自信があるのです」

利岡正基候補
利岡正基候補

 石島明美(いしじま・あけみ)さんは、市長給与の削減や、1人1万円の現金給付などの物価高対策を軸に訴えを重ねます。

●無・新人 石島明美候補(58):
「物価高対策、私はこれが緊急の政策だと、ここは断じて私は固く思っております。そして同時に、やはりこの伊東の政治をしっかりと透明化に全力を尽くしてまいります。分断されたまちをしっかり私が皆さんを繋ぎながら、皆様と共に街をつくっていきます。」

石島明美候補
石島明美候補

 長年、メガソーラー建設を条件付きで容認する立場で活動してきたNPO法人代表の岩渕完二(いわぶち・かんじ)さんは、市政の透明化を掲げています。

●無・新人 岩渕完二候補(73):
「伊東市を放っておく訳にはいかない。それを解消しなければいけない。全くの透明化を、真の透明化を明日からやらなければいけない。市長がしっかりとしたリーダーシップを持って市政に当たらないと前になんか進まない」

岩渕完二候補
岩渕完二候補

 医療態勢の充実や市民の所得倍増などを掲げているのは、薬局チェーン顧問で、会社役員の黒坪則之(くろつぼ・のりゆき)さん。

●無・新人 黒坪則之候補(64:)
「所得を上げるためには、いかに観光客の方に対していいサービス、差別的なものこういうものを提供できるかです。ターゲットをあえて60代から70代の女性にして、そういう方々が一番来やすい街、日本の中で一番来やすい観光地、そういうまちづくりをしていきたいと思います。」

黒坪則之候補
黒坪則之候補

 兵庫県に住む、元会社員の大野恭弘(おおの・やすひろ)さん。外から見た眼で、新鮮な提案ができるとし、西小学校の跡地への図書館建設やプレミアム商品券の復活を訴えています。

●無・新人 大野恭弘候補(58):
「最優先でやりたいことは、図書館の建設をして、商店街の人通りをよくすること」

伊東市長選は14日投開票です。

大野恭弘候補
大野恭弘候補
  • 駿河湾フェリー
  • 静岡クリスマスマーケット2025