年賀状作りに大活躍の「消しゴムはんこ」 作家・津久井智子さんの個展が三島市で開催 年賀状作りのコツがきけるかも…
今、ひそかな人気を呼んでいるのが「消しゴムはんこ」。年賀状を作るときなどに使える、消しゴムを彫って作ったはんこです。消しゴムはんこ作家として活躍する、熱海市の女性が三島市で個展を開いています。
三島市の「waltz.gallery」で開かれている「消しゴムはんこ 彫りデイ バザール」。会場には消しゴムはんこの作品が並べられています。
制作したのは、熱海市在住で、消しゴムはんこ作家の津久井智子(つくい・ともこ)さん。15冊の著作があり、中には翻訳されて韓国や台湾などでも出版されている本もある業界の第一人者です。
これまで20年以上、消しゴムはんこ作家として活躍してきた津久井さん。制作の一方で、東京や横浜、熱海などで教室を開き、消しゴムはんこを教えてきました。コロナ禍で一時期生徒の数が減ったそうですが、今では消しゴムはんこにチャレンジする人は増えているそうです。
●津久井智子さん:
「消しゴムはんこは、消しゴムとカッターがあれば、子どもでもすぐにできるので、ハードルは低いと思います。でもきれいに彫ろうとか、思い通りの線を出そうとすると、テクニックが必要になってくる。なかなか奥が深いんですよ。何度も教室にきてくれる生徒さんもいます」
消しゴムはんこが活躍するのは、新年の年賀状について考えるこの時期。でも、最近は年賀状を出す人は減っているそうです。影響は?
●津久井智子さん
「影響はあると思ったんですけど、年末のこの時期に、年賀状ワークショップをやるといつも以上に人が集まります。年賀状は大勢の人に出すものから親しい人、大事な人に出すものに変わってきたのではないでしょうか? そうなると枚数が少ない分、年賀状を手作りしようという人が、消しゴムはんこに取り組んでいると思います」
会場には津久井さんの作品が並んでいるほか、ステッカーやラバースタンプなどグッズ販売も行われています。
また無地のカードやギフトボックスなどの雑貨素材を購入した人に、津久井さんが制作したはんこを貸し出し、自由に押して自分だけの製品をつくる「押すworkshop」も随時、行われています。
期間中、津久井さんは、ほぼ会場にいるということで、運がよければ年賀状作りのコツがきけるかもしれません。
【消しゴムはんこ 彫りデイ バザール】
●場所 waltz.gallery (三島市緑町1-1 3F)
●日時 2025年12月5日(金)~13日(土) 午後1時~5時(月・火休み)

