10tダンプ2500台分の不適切盛り土 変化を早期検知する観測機器を設置 県「早く危険を知らせる」 静岡・伊東市
静岡県伊東市の不適切盛り土の現場に、県が静岡大学などと協力し、変化を早期検知できる機器を設置しました。
伊東市富戸の不適切盛り土を巡っては、県が11月、「将来的に大規模な崩落につながる危険性を否定できない」と評価し、行政代執行も視野に調整を進めています。
17日、盛り土の現場には静岡大学発のベンチャー企業が、衛星を使って盛り土の変化を早期検知できる機器を5台設置しました。
静岡大学教授 静岡大学発ベンチャー木谷友哉会長:「盛り土が徐々に動き出しているとか、いち早く検出して、地域の皆様に知らせたり、行政の方に連絡して、早期に対応を取っていただくようなことができるんではないかと」
県は、盛り土の量を1万5000立方メートル、10トンダンプでおよそ2500台分とし、大雨などにより崩壊した場合は、下流にある住民や伊豆急行に影響がでる可能性があるとしています。
静岡県盛土対策課 増野武史課長代理:「観測装置を設置することで下流の住民の方々や鉄道事業者さんの方に、なるべく早く危険性を通知できるような形で、今連絡網についても整えている状況です」
盛り土の変化の早期検知は県にデータ共有されているということです。

