静岡・伊東市の不適切な盛り土「大規模な崩落につながる危険性がある」速やかな対応を検討 静岡県
静岡県は伊東市に不適切盛り土があり「大規模な崩落につながる危険性がある」として速やかな対応を検討する方針を示しました。
静岡県くらし・環境部・縣茂樹部長
「伊東市富戸の不適切盛り土につきまして、将来的に大規模な崩落に繋がる危険性を否定できないと評価がなされました。現在、今後の対応を検討をしております」
国土交通省が2021年の熱海市の土石流災害後に全国で盛り土の点検を行った結果、静岡県内では不適切な盛り土が196カ所確認されました。
県はこのうち伊東市富戸の盛り土について2025年7月まで安全性の調査や外部専門家への相談を行いました。
その結果、直ちに崩落する可能性は低いものの、将来的に大規模な崩落につながる危険性を否定できないと評価しました。
県は今後安全性が確保されるまで、月1回以上の現地確認を行うほか、リアルタイムで状況を把握できるセンサーなどの取り付けも検討したいとしています。
また、盛り土を行った建設会社の唯一の役員はすでに死亡していて、会社関係者らの情報をさらに収集をしていくということです。
盛り土の近くには伊豆急行の線路があり、県は伊豆急行と情報を共有したほか、周辺の住民にも14日伊東市を通じて情報提供を行ったとしています。
