元同僚の男性に暴行を加え死亡させたとして傷害致死などの罪に問われている男は起訴内容の一部を否認 静岡地裁浜松支部

浜松市で元同僚の男性に暴行を加え死亡させたとして傷害致死罪などに問われている男の初公判が開かれ、男は起訴内容を一部否認しました。

 起訴状などによりますと被告(48)は元暴力団幹部の男と共謀の上、2023年7月自宅などで、元同僚の男性(43)に暴行を加え死亡させた後、遺体をキャリーケースに押し込め車の中に放置し、遺棄したとされています。

 地裁浜松支部で開かれた初公判で、被告は「傷害は認めるが、傷害致死に値するかは分からない」などと起訴内容を一部否認しました。

 冒頭陳述で検察側は「元暴力団幹部の男による連日の暴行の一部を代理で行うなど加わった」と主張しました。

 一方弁護側は「死に至るほどの暴力は元幹部によるもので、被告人との共謀は成立していない」と傷害罪は認める一方、傷害致死罪については否認しました。   

静岡地裁浜松支部
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