小4児童がプールで頭を水中に押し込まれ水着を脱がされそうに…同級生の行為は『いじめの重大事態』 入学する中学変えるも不登校に 浜松市教育委員会
浜松市教育委員会は2015年に小学生がプールで同級生から頭を沈められるなどしたいじめについて、第三者委員会による調査を行った報告書を発表しました。
調査報告書によりますと、2015年7月に浜松市の小学4年生(当時)の児童がPTA主催の学校プールの開放日に、同学年の児童3人から頭を水中に押し込まれたり、水着を水中で脱がされそうになったりした事案をいじめと認めました。児童はその後、入学する中学校を変えましたが、不登校となったことを受け、児童の母親が事案発生から7年後に市教育委員会に調査の要望や対処の申し立てをしました。
市教育委員会は、いじめの「重大事態」と認定し、第三者委員会による調査を進め、3月11日に報告書を公表しました。報告書によりますと、発生当時、児童から学校に申し出があり、事案を市教育委員会に報告。しかし、市教育委員会はいじめが継続していないことや3人の児童から児童と保護者への謝罪が済んでいたとして、「重大事態」と認定せずに調査や児童へのケアは行わなかったということです。これについて第三者委員会は、学校側や市教育委員会が「PTA行事は学校の管理下ではない」という理由でいじめの認知をしなかったことを挙げ、適切な対応を怠ったとしていじめ問題への理解不足や対応の遅れを招いたなどと指摘しています。
これを受けて、市教育委員会はいじめの未然防止に向けて、再発防止策をまとめ、いじめと疑われる事案が発生したときには、迅速に臨時の校内いじめ対策委員会を開催し、いじめの認知や情報収集、事実確認を行うとしています。また、定期的にいじめへの理解を深めるために、校内研修を行うとしています。浜松市教育委員会は「提言を真摯に受け止め、再発防止に向けた取り組みを進めていきます」としています。