PTA役員の選出や登下校の旗振り当番決めなどに利用か 静岡市の小中学校の教頭らが児童約9200人分の個人情報をPTAの役員に提供

 静岡市は17日、市立小中学校の教頭らが保護者の許可を得ずに児童らの個人情報をPTAの役員に提供する不適切な事案があったと発表しました。

 静岡市によりますと、1日午後2時ごろ、ある学校の保護者から「学校が保有している個人情報が保護者の同意を得ずに流れている」と問い合わせがあり事案が発覚しました。

 これを受け市は2日から市内の全小中学校で、調査を開始。

 その結果、PTAの役員に提供された児童らの名前や住所などの個人情報は、2024年度から今年度まで、市内の小学校15校、中学校5校の合わせておよそ9200人分にのぼるということです。

 PTAが役員の選出や登下校の旗振り当番決めなどに利用するため、学校に提供を依頼し、対応にあたったのは教頭ら管理職だったということです。

 静岡市教育委員会では、個人情報を保護者の同意を得ずにPTAに提供することはできないというきまりがありますが、徹底されていませんでした。

 市は「学校が、保護者説明会で説明と謝罪をする。混乱を避けるため対象の学校は公表しない。21日に開催する市立全小中学校長が集まる会議で、個人情報保護の徹底について再度指導を行う」としています。

静岡市役所
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