ナフサ由来の化学製品 高市総理は「年を越えて供給できる」との見方 この発言とは裏腹に静岡県内の現場では流通の目詰まりに直面
ナフサ由来の化学製品について「年を越えて供給できる」との見方を示した高市総理。この発言とは裏腹に静岡県内の現場では流通の目詰まりに直面しています。
●高市早苗総理大臣:
「ナフサ由来の化学製品の供給は年を越えて供給できる見込みとなりました」
30日、高市総理は「ナフサ」の供給をめぐり備蓄原油を使った国内精製に加えて、中東以外からも輸入することで、確保できる量が増えたと説明しました。
石油化学製品の原料となる「ナフサ」。明るいニュースですが、現場が直面しているのが「供給の目詰まり」です。
県内でも自動車の板金塗装に影響が出ています。
自動車の板金塗装にも、ナフサ由来の商品が欠かせません。
●能地優アナウンサー:
「車のボディ部分の補修作業に欠かせないのがこちらのシンナー。価格が高騰し、在庫不足となっています」
●池内自動車 技術部 日守翔吾部長:
「非常にまずいですし、営業停止もせざるを得ない状況」
原油から精製されるナフサによって作られる、シンナー。自動車の板金塗装では、車体塗装用と機材洗浄用の2種類を使用します。
●池内自動車技術部 日守翔吾部長:
「(シンナーは)通常だと早ければ発注した翌日に届いたり、遅くても3日ぐらいで届いていたが、今では2~3週間で見通しのつかない場合もある」
こちらの店舗の在庫は今月中に底を尽く見込みで、6月以降分は発注分の2割ほどしか確保できていないといいます。
政府が供給量を「確保した」としても、現場では、必要な商品を「確保できない」ギャップが生じています。
●池内自動車技術部 日守翔吾部長:
「(流通の)目詰まりと買い占め。(シンナーは)新車の方が需要があったりするので、どちらかというと修理業者は後回しになっている」
自動車塗装のシンナーに関して言えば、卸業者が新車向けを優先し、板金や修理業者が後回しだと感じることもあるそうで、流通の目詰まりの一因になっているといいます。
こうした“目詰まり”について、高市総理は…。
●高市早苗総理大臣:
「将来の石油製品の供給について不安を感じ、普段よりも多く石油製品を発注してしまった結果、生産メーカーや卸売の混乱を招いてしまった事例もあったようです/前年同月同量を基本とした調達を行っていただくよう徹底的な周知広報を進めてください」