「ミサイル撃つな」抗議デモの中『米軍国道越え射撃訓練』 苦渋の決断…年2回以内の条件で受け入れ 陸自・東富士演習場
陸上自衛隊東富士演習場で、米軍による射撃訓練が行われ、地元では懸念が広がっています。
板垣亮記者:「来ました。いま、ロケットの演習弾が発射されました。大きな音が上がった」
米軍は去年(2025年)10月に続き、高機動ロケット砲システムHIMARSの演習弾を発射する訓練を行いました。弾が国道をまたぐ形で着弾するため、訓練に合わせ、道路の一部が封鎖されました。
射撃訓練をめぐっては、小泉防衛大臣が厳しい安全保障環境があると訓練の必要性などを説明し、地元側は、年度内に2回という条件付きで同意していました。
周辺では訓練中止求め抗議デモも
一方で演習場の周辺では。
「ミサイル撃つな! ミサイル撃つな!」
訓練に反対する団体が抗議デモを行い、防衛省に訓練中止を求める要望書を手渡しました。
三島市から:「軍備の増強では戦争は回避できない」
清水町から:「声を上げられる人が上げなきゃいけない。戦争のにおいが近づいてくる危機感を持っているので」
訓練は当初、午前と午後に行われる予定でしたが、午前HIMARSのコンピューターで安全に射撃できると確認できず中止され、午後に12発が発射されました。
地元住民も複雑な心境
演習場の近くに住む人からは―。
地元住民(70代):「地響きですよね。家にいたんですけど、一番困るのがね、通行止めだったでしょ。買い物に行けないんですよ」
こちらの住民、訓練の音は日常茶飯事としたうえで…。
地元住民(60代):「きょうのはボリュームが大きいだけであって、中、中の上、並くらいの(音)はしょっちゅうある。何かあったらあの人たちに助けてもらわなければならないから、そういう時はすごくありがたがる、俺たち。難しい、一概に全部否定できない」
安全保障への理解と生活への不安の中、地元の受け止めは複雑です。