「外国人労働者と共生」「リニア開通のメリット」 静岡県・鈴木知事が大学講義で持論
6月8日、静岡県の鈴木康友知事が静岡大学で講義を行いました。講義中は、学生からの質問に答える場面もありました。
静岡市駿河区にある静岡大学・静岡キャンパスで行われたこの講義は、人文社会科学部の授業の一環として行われたものです。教室に集まったのは、およそ200人の学生。鈴木知事は、「自治体にとっての2つの危機」と題し、県の財政政策や人口減少対策について話しました。
後半には、学生からの様々な質問に答える場面も。学生の1人からは、静岡県も推進している多文化共生について、外国人労働者の受け入れで重要になってくるものや課題について問われました。
●静岡県 鈴木康友知事:
「国会議員の人たちは、労働力としてしか見ないんです。ロボットじゃなくて、みんな血の通った人間でね。その人たちを、生活者として受け入れていかなきゃいけないというのが一つ。もう一つは、その人たちはどうしても日本の場合だと厄介者というふうに見られるが、そうではないんですね。国が言うように、どんどん外国の人が増えていくと、不法就労とか不法滞在とかね、犯罪を犯すという人もいる。そういう中においては、やはりルールを守らなかったら厳しく対処するということは、これは大事ですけれど、ベースとなる部分はやはりちゃんと共生をする、私たちは全部受け入れるって、そういうことが大事じゃないかなというふうに思っています」
また、JR東海との対話が終了し、静岡工区着工について知事に判断が迫るリニア新幹線について、学生から県にとってのメリットについて聞かれました。
●静岡県 鈴木康友知事:
「静岡は、ひかり1本こだま2本、基本的にそれしか止まらない。だから、ほとんど通過交通なんです。それが、もしリニアができて、のぞみを吸収しててくれたら、もう完全に東海道新幹線のダイヤがスカスカになるので、当然JR東海としてはこっちも稼がなきゃいけないので、ひかりとかこだまの数を増やすわけですね」
リニア開通にともなう、県内停車便の増便を具体的なメリットとしてあげました。
学生から多くの質問を受けた鈴木知事は、手ごたえを感じていました。
●静岡県 鈴木康友知事:
「すごく良い質問ばかりだった。これから地域の担い手として、ぜひ活躍していただきたい」