「その行政経験を次は静岡県で」 『公務員』経験者対象に初の採用試験 元職員対象の「キャリアリターン採用試験」も 背景に大卒の倍率低下 静岡県
静岡県は今年度から国や他の自治体で職員経験のある人を対象とした職員採用試験を始めます。
対象となるのは、国家公務員や地方公務員として3年以上の実務経験を有する人で、1964年以降に生まれた人であれば、細かい年齢制限もありません。静岡県によりますと、これまでも民間企業を含めたいわゆる「キャリア採用」は行ってきましたが、「公務員経験者」に絞った採用は初めてだということです。対象の職種は一般行政、土木、建築で、それぞれ若干名の採用としています。8月10日から受け付けが行われ、書類審査や個別面接などを経て11月に合格発表となります。筆記試験は実施しません。
こうした「初めての採用試験」に至った背景には、「大卒採用の厳しさ」にあると県の担当者は言います。近年、県職員の大卒採用試験は倍率が低下しています。一般行政職(行政Ⅰ)の倍率で見ると、2021年度の3.5倍から、昨年度実施の試験では2.2倍に。こうした背景から、今後、新卒採用が厳しくなる現状を考慮し、「即戦力」として期待できる公務員経験者の採用に踏み切ったということです。
県担当者は「応募のハードルも低い試験であるので、即戦力として、県に還元していただける熱意を持った人は、積極的に応募してほしい」としています。
県はほかにも、過去に静岡県職員として勤務実績のある人を対象とした「キャリアリターン採用試験」も行います。