73歳男性の大動脈瘤を見落とす医療事故があったとして2700万円の賠償金を支払うことで和解 島田市立総合医療センター 静岡

 島田市立総合医療センターは17日、2022年にセンターで受診後死亡した73歳の男性患者について、大動脈瘤を見落とす医療事故があったとして、2700万円の損害賠償を支払うことで和解したと明らかにしました。

 島田市によりますと、2022年10月22日に当時73歳の男性は、藤枝市内の病院を受診し「感染性胸部下行大動脈瘤の疑い」との紹介状を受け、その日のうちに総合医療センターの救急外来を受診しました。

 男性は既往歴から腎機能の悪化を懸念し、造影剤を使用したCT検査を望まず、単純胸腹部CT検査で「動脈瘤を積極的に疑う所見はない」と判断。その後男性は11月12日に自宅で死亡しました。「胸部大動脈瘤破裂」による急性循環不全との診断でした。

 2023年3月に男性の遺族の代理人から診療記録などの証拠保全の申請があり、去年3月に開かれた県医師会医事紛争処理委員会で専門医からの「(2022年)10月22日のCTで瘤ができている」などの意見をを受け、医療センター側が考えを改め、今年2月に双方代理人の協議を経て、損害賠償金2700万円を医療センターが支払う義務を確認したということです。

 8月24日から開かれる市議会で承認されれば、賠償金が支払われることになります。

 島田市の病院総務課は「今後も住民にとって最後の砦である地域の総合病院として、病院全体で医療の質の向上を図り、再発防止と信頼回復に努めてまいります」とコメントしています。

島田市立総合医療センター
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