公文書2万枚を無断で自宅に持ち帰り 裏面には小説1万2000枚をコピー 通勤手当の不正受給も 静岡・長泉町職員を免職処分

 長泉町は公文書2万枚を無断で持ち帰るなどした職員を、免職処分にしたと発表しました。

 8月20日付で免職処分になったのは、長泉町の教育委員会に勤務する50代の女性職員です。

 長泉町によりますと、女性職員は5年間にわたり、本来廃棄すべき公文書およそ2万枚を無断で自宅に持ち帰りました。さらに女性職員はその公文書の裏側に、町のコピー機を使用して、私的目的のため大量の小説のコピーを行っていたということです。コピーされた公文書は1万2000枚に上るということです。

 女性職員は財務会計システムに不正にアクセスしたとして、去年8月に停職1か月の懲戒処分をうけています。このさい、町から相談をうけた警察が調べたところ、女性の自宅から大量の公文書が発見されたということです。

 文書の中には個人情報を含む文書や町の意思決定および財務事務に関する文書が含まれていて、保管期間がすぎ、廃棄されるまでに書庫のストックの棚に置かれていたところを、女性職員がもちだしたということです。

 女性職員は町の聞き取りに対し、「紙の裏面の有効利用というエコの観点で持ち帰った」などと話しているということです。公文書の持ち帰りによる個人情報の流出は確認されていないということです。

 またそれとは別に、女性職員は徒歩で通勤していたにもかかわらず、自転車で通勤していたと届け出て、通勤手当を不正にうけとっていたということです。
 
 処分に合わせ、町では持ち帰った公文書の所管の担当部長ら5人を20日付で口頭注意としました。また今回の事案について、町ではすでに警察に相談しているということです。

 今回の処分について長泉町の池田修町長は「職員によるこのような非違行為が発生したことは、町民の皆様の信頼を著しく損なうものであり、町政を預かる者として深くお詫び申し上げます」とコメントしています。

長泉町役場
長泉町役場