冠水で車が次々立ち往生…命を守る“最後の砦”は15cmで出現する謎のバー 静岡市 

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 地震災害に加え、警戒が必要なのが頻発している豪雨災害です。8月の千葉豪雨では4200棟以上が浸水。車およそ2700台が動けなくなりました。また死亡した13人の内2人は、アンダーパスで動けなくなった車から脱出できなかったことが原因でした。

静岡市道路保全課 高橋賢二課長補佐:「1日ですね、大体1万6000台通行量がございます」

 取材したのは静岡市駿河区にある鎌田アンダーパス。JR安倍川駅にほど近く、地域の住民生活の主要道路にあります。これは2022年9月の台風15号で冠水被害にあった際の映像です。アンダーパスは歩道のあたりまで水につかり、すでに1台の車が水没。職員が車内の様子を伺っています。

 次の瞬間。

 職員が必死に制止しますが、大きな水しぶきをあげながらもう1台が突っ込みました。この台風15号では車2台が水没。けが人はいなかったものの、4人が水没した車内に取り残されました。

静岡市道路保全課 高橋賢二課長補佐:「車両が浮いていたということなので1m以上は冠水していたのかなと。大体30センチぐらい冠水すると動けなくなる可能性があると」

冠水で車が次々立ち往生…命を守る“最後の砦”は15cmで出現する謎のバー 静岡市 

「エアー遮断機」を設置

 排水機能を備えていますが、1時間に60ミリ以上の雨が降ったり、排水溝にゴミなどが詰まったりすると、排水できなく恐れがあるといいます。

 そのため市が設置したのがエアー遮断機。水深が15センチに達すると。自動で車の通行を遮断するバーが出ます。

静岡市道路保全課 高橋賢二課長補佐:「その後に人が来てバリケード等で人的に通行止めを行って、交通誘導を行うというような形になりますので、あくまでも初期の段階の応急的な措置」

 この設備は今後、葵区・清水区でも設置予定です。

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水害ハザードマップを全世帯に順次配布

 静岡市はまた新たな水害ハザードマップを作成しました。これまでは洪水、内水、土砂災害が別で公表されていましたが、中小規模の河川の氾濫や高潮による浸水想定区域などが一冊にまとめられました。南北に分けて作られ、8月24日から市内の全世帯に順次配布されています。

 アンダーパスや地下道はこちらのマークです。場所ごとの浸水深や指定緊急避難場所、土砂災害警戒区域などを確認することができます。

静岡市危機管理課 杉村晃一課長補佐:「浸水深が深いからもう避難できないとか、そういったむやみに心配する必要はないと考えてます。想定にとらわれすぎないで、災害リスクがあるその時に自分はどのように行動したらいいかってことを、事前に確認していただきたいと思います」

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