2年生エースら投手陣6人…酷暑の中の過密スケジュールを厚い投手陣で 静岡高校【高校野球静岡大会】
背番号1は2年生…強気のピッチングが持ち味
片山真人アナウンサー:
「猛暑日となった静岡市内、この厳しい暑さの中、静高の選手たちが甲子園をめざし練習を続けています」
県内最多、夏26回の甲子園出場を誇る静岡高校。シード校として夏の頂点をねらう今年、8年ぶりに、2年生が背番号1をつけました。焼津市出身、中野桜佑投手です。
2年生エース中野桜佑:
「あんまり意識せず、チームが勝ちにつながるようなピッチングをすれば、したいです」
中野投手はMAX130キロ後半のストレートと多彩な変化球、そして強気のピッチングが持ち味。池田新之介監督もその安定感に信頼を寄せています。
池田新之介監督:
「心の中で非常に勝負に対する熱いものを秘めている。そういうタイプの投手ですので、大事なところで彼がチームに勝利に導いてくれるのではないか」
過密スケジュールと酷暑も厚い投手陣で
17日の初戦に向けて、バッターを相手に調整する中野投手ですが、甲子園への道のりは想像以上に険しい道のりです。29日の決勝戦を含め、勝ち進むためには13日間で6試合という過密スケジュール。
静岡大会1回戦では、古豪のエースが暑さから足をつり降板するなど、対戦相手とともに酷暑が立ちはだかります。
斎藤「暑さに負けずにメリハリもって集中してやっていくように」
遠藤「あと1週間、キャッチボールもう1回基礎、大事だから」
キャプテン、そしてキャッチャーとして静高を束ねる遠藤碧真主将。過密日程の中でも、2年ぶりの甲子園へ強い自信をのぞかせます。
遠藤碧真主将:
「ピッチャー陣がかなり、自分たちは枚数が多くて、過密な日程にはなると思うんですけど、その中でもしっかりと戦える。そこに関しては逆にプラスにとらえられている」
甲子園球児を兄に持つ最速140kmの齋藤童獅。同じく3年生で一般受験からエース格に成長した元谷聡志ら右・左6人の投手がベンチ入り。軸になる2年生エース中野も、初戦からフルパワーで臨みます。
2年生エース中野桜佑:
「3年生とできる最後の大会なので、自分は自分のピッチングをしてチームを勝ちにつなげられるようなピッチングをして、甲子園に絶対に行きたいです」
8年前は2年生エース村木が引っ張り甲子園出場をつかんだ静岡高校。厚い投手陣で、一気に頂点を目指します。