5年ぶり静岡マラソン開催…1万2000人が駿河路を快走 優勝は男子が小田俊平選手、女子は田中礼美選手

 5年ぶりとなる静岡マラソンが開催され、1万2000人のランナーたちが駿河路を駆け抜けました。

 快晴の中迎えた5年ぶりの静岡マラソン。午前8時20分、フルマラソン部門のランナーたちが静岡市役所前をスタート。中心部の大通りを、ランナーが駆け抜けていきます。

 レースは序盤から、時之栖の板垣辰矢選手とコマネチランニングクラブの小田俊平選手が競り合う展開に。一度は、板垣選手がトップに立ち、差を広げますが…。小田選手が板垣選手との距離を徐々に詰め、27キロすぎに追い抜きます。

 小田選手はそのまま後続を寄せつけず、2時間15分36秒でフィニッシュ。初優勝を果たしました。

小田俊平選手:「優勝することができたというところと、自己ベストを出すことができたということがうれしく思う。僕と板垣選手の2人きりになってしまって、一騎打ちになったのは予想外でした。沿道からの力をもらって、気は切れずに粘り切ったというところで、27kmで一気に抜くことができたと思う」

 また、女子は田中礼美選手が2時間41分23秒のタイムで優勝しました。沿道には多くの市民が駆け付け、駿河路を走るランナーに温かい声援を送っていました。