大会NO.1スラッガー曽布川擁する浜松商業VS清流館　高校野球静岡大会２回戦

　創部１００年目の伝統校、浜松商業の４番・曽布川ザイレン。

　放ったホームランは高校通算２６本。

　大会ＮＯ．１スラッガーとして、夏の主役に名乗りをあげます。

浜松商業　曽布川選手
「得点圏にランナーがいたら必ず帰して自分が主役になるという気持ちでいきます。」

　２４年ぶりの夏制覇へ。

　１回いきなりノーアウト満塁のチャンスで曽布川に打席が回ります。

　鋭い打球はライトの頭上を超えるタイムリー３ベースヒット。

　４番のバットで先制点を叩きだします。

　しかし浜商は５回、ノーアウトで２人のランナーを許すと９番・原崎の送りバントを曽布川が悪送球。

　ピンチが広がると、続く１番・鈴木琉陽人にレフト前に運ばれ、逆転を許します。

　リズムが狂った浜商はこのあとさらに追加点を奪われ、逆に４点を追いかける展開となります。

　９回表にさらに１点を追加され、追い詰められた浜商。

　しかし下位打線がチャンスを作ると、１番内山のタイムリーなどで２点差に追い上げ、さらに一発出れば同点の場面で打席は４番・曽布川。

　フォアボールを選び後ろにつなぐと、５番・永徳。

　右中間を破る同点タイムリー２ベース。

　１塁ランナー曽布川も帰り５点差を追いつきます。

　そして６番・波多。

　打球はセンター前に抜け劇的なサヨナラ勝ち。

　「逆転の浜商」が２回戦に駒を進めました。

浜松商業　波多選手
「野球人生の中で一番の景色」

浜松商業　曽布川選手
「最初のエラーで気持ち的に落ち込んでしまった。次は自分が助ける版なので頑張ります」