J1清水エスパルス 7戦無敗で首位の福岡に快勝 開幕以来の連勝
まれに見る混戦模様となっている、今シーズンの明治安田J1リーグ。エスパルスは、7戦無敗で前節首位に立ったアビスパを、ホーム・アイスタに迎えました。
試合はいきなり動きます。前半3分、センターサークル付近でボールを受けたのは、松崎(まつざき)。この位置から、迷いなく振り抜きます…!
●清水エスパルス 松崎快:
「前が空いていたので一本振ってみようかなと。うまく良い所に行って良かった」
地を這う、豪快なミドルシュートを突き刺し、幸先よく先制します。
しかし、先制点のわずか2分後。相手にPKを与えると…。
新・守護神の沖(おき)。コースは読んでいましたが、わずかに届かず。
その後は、押し込まれる時間もありましたが、ディフェンス陣が高い集中力と、相手への速い寄せで、福岡の攻撃を封じます。
けが人が相次いだ中、この連戦でフル回転してきた、ベテラン・吉田も存在感。いぶし銀なディフェンスで、要所を締め、相手に主導権を渡しません。
すると、前半アディショナルタイム。コーナーキックを得ると、キッカーは松崎。ニアへの鋭いボールに合わせたのは、マテウス・ブエノ。今シーズン加わった、助っ人ボランチの来日初ゴールで、勝ち越しに成功します。
さらに、その3分後。ボールを収めた乾から、スペースへの、ドンピシャなサイドチェンジ。北爪のワンタッチでの折り返しに、飛び込んだのは松崎。松崎が2ゴール1アシストと、圧巻の活躍を見せます。
最後まで強度を保って、戦い抜いたエスパルス。過密日程の8連戦を、開幕以来の連勝で締めくくりました。
●清水エスパルス 秋葉忠宏監督:
「苦しいゲームの中でも前半で3点取ってみせるというゲームができた。全員の総合力をもって3-1という勝ち方ができたこと、選手に感謝とねぎらいの言葉を送りたい」
