来場所の関脇昇進が確実視 新小結・熱海富士(静岡・熱海市出身)9勝6敗 大相撲3月場所 

 22日千秋楽を終えた大相撲3月場所。静岡県内出身の新小結・熱海富士は9勝6敗と勝ち越し。来場所の関脇昇進が確実視されています。

取り組み(2日目 熱海富士×大の里)

 今場所も、静岡の郷土力士が奮闘し、ファンを沸かせました。

 きのう幕を閉じた、大相撲3月場所。関脇(せきわけ)・霧島(きりしま)が14場所ぶり3度目の優勝を飾りました。

 優勝パレードはあいにくの雨となり、異例の締め込み姿で登場。晴れやかな表情を見せました。

●祝勝会:
「優勝並びに大関、おめでとう!」(※一同拍手)

 今場所を12勝3敗で終えた、霧島(きりしま)。日本(にほん)相撲協会が25日に開く臨時理事会を経て、
24年夏に陥落して以来となる、大関への”再昇進”が確実視されています。

●3月場所で優勝 関脇 霧島:
Q.お酒とかもだいぶ召し上がりました?
「全然飲んでないですね。きょうちょっと飲みます(笑)気合い入れて(笑)」

 優勝から一夜明け、きょう会見に臨んだ霧島。

●3月場所で優勝 関脇 霧島:
「(親方から)『勝ちに行くんじゃなくて、勝負に行け』と言われた。『そうすると良い相撲がとれる』と言われた。それもやっぱり僕、大関から下がって、復活したい、戻りたいという気持ちで臨んだけど、やっぱりそこで勝ちたい勝ちたいって気持ちが高過ぎて体が動かないと言われたし、そう言われたから、一つ力が抜けて良い相撲がとれた」

 愛娘(まなむすめ)からも、檄があったそうで…。

●3月場所で優勝 関脇 霧島:
「結構厳しい言葉を言うんですよ(笑)。横綱・大の里に勝つ技が無いの?って言われました。あれはちょっと痛かったですね」
Qそれでも、カッコいいパパが見たいんじゃないですか。
「やっぱりまだ見せるために時間もあるし、これからって感じです」

来場所の関脇昇進が確実視 新小結・熱海富士(静岡・熱海市出身)9勝6敗 大相撲3月場所 

 一方、静岡県出身の熱海富士。2桁勝利と三賞は逃したものの、9勝6敗と勝ち越し。新小結としては上々の成績を収めました。

 また、今場所で優勝した関脇・霧島が大関昇進を確実にしたこともあり、熱海富士の関脇昇進も、確実となっています。

 一方、今場所では県内力士の活躍も─

●熱海富士:
「僕以上に皆さん、一喜一憂して応援してくださっているので、皆さんが応援してくれている限りは、僕も全力で相撲をとって、皆さんにいい結果を報告できるよう日々頑張っていきたいなと思いますね」

 2先月、地元・熱海市で今場所への意気込みを語っていた熱海富士。

 1月場所では、自己最多の12勝を挙げ、県内出身力士として、史上初となる幕内優勝にあと一歩まで迫りました。

「三役」に昇進して、臨んだ3月場所。新小結として、上位陣との対戦も続く中、力強い相撲も見せました。

2日目には、横綱・大の里(おおのさと)との一番。

 横綱相手に、真っ向勝負。寄り切りで、新小結としての初勝利を挙げると…。

 7日目には、1月場所に千秋楽の優勝決定戦で敗れたほか、3連敗中で苦手としていた、大関・安青錦(あおにしき)を相手に…。

 20秒を超える取り組みを制し、最後は土俵際で耐える安青錦を上手(うわて)投げ。1月場所の雪辱を果たす、立ち合いの進化を見せました。

 2桁勝利には届かなかったものの、今場所は9勝6敗で勝ち越し。新小結に恥じない成績を収めました。

 また、今場所で優勝した関脇・霧島が大関昇進を確実にしたこともあり、熱海富士の関脇昇進も、確実となっています。

 一つずつ番付を上げ、県内出身として初の横綱への道を切り拓いている熱海富士。実は来月、大相撲の地方巡業「三島場所」が控えています。熱海富士にとっては、”原点”とも言うべき巡業です。

 9年前、当時中学生だった熱海富士も三島場所に参加していたんです。

●のちの熱海富士 武井朔太郎君(当時14歳):
「自分の当たりが利いてないのかってぐらい、本当でっかくて強かったです」

 三役として、4月地元での巡業に帰って来る熱海富士。今後も活躍から目が離せません。

来場所の関脇昇進が確実視 新小結・熱海富士(静岡・熱海市出身)9勝6敗 大相撲3月場所