国内唯一のミニチュア鉄道 ファンの熱い支援で復活 静岡・伊豆市 修善寺虹の郷
去年8月から運休
汽笛を響かせ、蒸気をあげて、颯爽と走るロムニー鉄道。7カ月の運休を経て、運行再開です。伊豆市の「修善寺虹の郷」。園内を走るイギリス生まれのロムニー鉄道は1990年の開園当初から来園客に親しまれてきました。線路の幅はおよそ38センチ。国内で、ここにしかなく、施設のシンボルでした。しかし、去年8月から運休に…線路の老朽化が原因でした。
虹の郷
山下篤統括支配人:「虹の郷は鉄道とお花の国ということですので、そのうちの、
鉄道という、我々にとっては片腕もがれたような形。お客様が来て、えー鉄道走ってないの、なんてがっかりして帰るお客様を毎日のように見ていた」
愛された「ロムニー鉄道」。その走りを再び…。伊豆市は去年11月からクラウドファンディングを実施。すると、北は北海道から、南は九州まで、先月までに目標の1000万円を超える寄付が全国から集まりました。
再開を待ちわびたお客さんを乗せて
三浦徹記者:「ロムニー鉄道の線路の枕木のうちおよそ3分の1が腐食していたということです。運転再開にあたり、腐食していた枕木は、すべて新しいものと交換されました」
腐食していた枕木を取り換えるなど、修復作業を実施。そして、おととい、7カ月の運休を経て、いよいよ再開です。
伊豆市
菊地豊市長:「ロムニー鉄道の復活があい成りました。春休みを迎える時点で、ロムニー鉄道また走り始めますのでこれからもみなさん愛してください。寄付されたみなさんに市民を代表して心から感謝を申し上げます。ありがとうございました」
駅の隣に設置された記念銘板には、寄付をした446人の名前が刻まれています。再開を待ちわびた客を乗せ、ロムニー鉄道が再び走り出します。
待望の運行再開
虹の郷
山下篤統括支配人:「本当にきょうの日を迎えることをうれしく思う。復活したということで、また元気に再開したいと思っています」
Q・列車にのってみてどう?
乗客:「楽しかった」「やっと列車が走ってくれるということで、すごく楽しみにしてきました。実際乗ってみて楽しかったです」
「子どもの名前でうちは寄付をさせてもらいました」
Q・寄付が形になった?
「すごくうれしいです。止まってしまってちょっとさみしい思いをしてたので」
Q・7か月休んだことは知っていた?
「その間も1回息子と祖母と一緒に来たがそのときにはやってなかったので、また走ったら乗りたいねってことで。ちょうどきょうお休みだったんでいい思い出になりました」
ロムニー鉄道、笑顔を乗せて出発、進行!