こちらのアサリは不漁で激減 潮干狩りが4年連続で中止に 静岡・浜名湖
アサリの深刻な不漁を受け、今年の浜名湖の潮干狩りが中止されることがわかりました。中止は4年連続です。
浜名漁業協同組合
渥美敏 組合長:「アサリがこのような状況ですので、令和元年以降去年まで中止しておりましたけども、(令和)4年についてもこれは再開することは困難ではないかと考えてます」
浜名漁協は去年のアサリの漁獲量が3年連続で過去最低となるおよそ100トンとなり、資源の回復が見込めないとして今年の「浜名湖観光潮干狩り」の中止を決めました。中止は4年連続です。
※令和元年872トン、令和2年707トン
浜名湖観光潮干狩りは例年県内外から多くの人が集まり、多くの家族連れでにぎわうなど浜名湖周辺の一大イベントとなっていました。しかし2009年におよそ6000トンあったアサリの漁獲量は年々減少し、近年は記録的な不漁が続いています。
浜名漁業協同組合
渥美敏 組合長:「親貝の数が絶対的に少なくなっているということで、少しでも親貝を漁場に残す、そういった工夫が色々必要になってきていると思います」
アサリの漁獲量の減少には浜名湖の水温上昇などが影響しているとみられていますが、詳しい原因はわかっておらず、対策も難しいといいます。
浜名漁業協同組合
渥美敏 組合長:「県その他研究機関の知恵をご協力いただきながら、あるいは一般市民の理解も協力もいただきながら なんとか早い時期に回復の兆しさえ見えればいいかなと思っています」