浜松の遠州浜海岸に流れ着いた謎の球体の正体は? ヒントはハワイに? 魚を集める研究装置のブイか?
浜松市西区の遠州浜海岸で、21日通報があった直径1.5mほどの謎の鉄球。
警察は爆発する危険性があったことから、周辺を一時規制するなど現場は騒然としました。
X線調査で内部は空洞で爆発物ではないと判明しましたが、正体は分からないままでした。
一夜明けた22日
一夜明け、鉄球に近づくことができました。
梅田航平記者:
「危険物の可能性がなくなったきょうはかなり近くまで近づくことができます。こちらの物体見てみますとかなりサビていて、一部へこんでいるところもあります」
表面には細かな凹凸があります。
何かにつながっていたのでしょうか、ヒモのようなものが…
ボルトの接続部分からは、液体が染み出したような跡も見えます。
浜松市民:
「びっくりですね。どこからか流れ着いたヤシの実じゃないけど。UFOのかけらじゃないかとか」
浜松市民:
「あれを見に来たんですよ、ニュースでいっぱいやっていたから。目の前で見るとデカいし、あんなのがずっとあそこに止まってたのも不思議だし。何もかも不思議ですよ」
SNSにはこんな書き込みが…
カリフォルニアの男性:
「ハワイで使われている、魚を集める研究装置のブイじゃないか?」
そこでハワイの研究者にメールを送りました。
魚の凝集装置を研究する ハワイ大学 ウォーレン・コルテス氏:
「私たちは、147cmのスチール製のブイを使っています。写真を見る限り、私たちのものではなさそうですが、状態もいいですし、砂吹きと再塗料すればまた使えそうですね」
この男性によると、研究装置に使われているブイが、浜松で見つかった球体と同じく金属製で、形や大きさがほとんど一致しているということです。
さらに取材を進めると、同じような金属製のブイが中国で造られていることが分かりました。
浜松を震撼させた謎の鉄球。
静岡県は23日午前、撤去するとしています。