伊豆半島沖地震から48年 防災意識を見直す契機に 静岡・南伊豆町で慰霊祭
30人が犠牲となった伊豆半島沖地震の発生からきょう9日で48年。静岡県南伊豆町内の被災した地区で慰霊祭が行われました。
南伊豆町の中木地区では発生時刻の午前8時33分に合わせて、関係者が犠牲者を悼み黙祷を捧げました。1974年5月9日に発生した伊豆半島沖地震では、30人が死亡し370棟以上の家屋が全半壊しました。このうち南伊豆町中木地区は、集落の裏山が幅60メートルにわたって崩落し、27人が死亡するなど被害が集中しました。
慰霊祭の参加者は被災者が高齢化する中、災害を忘れることなく近年甚大化する自然災害への防災意識を、改めて見直す契機にしてほしいなどと話していました。