幻の花「リュウゼツラン」が一斉に開花 花を咲かせるのは10年に一度? 静岡・熱海市初島
熱海市で幻の花が一斉に開花しました。
県内唯一の有人の離島、熱海市初島。島内のリゾート施設「PICA初島」の敷地内で、黄色い花をつけていたのはリュウゼツランです。
中南米原産の植物で数十年に一度しか花を咲かせないと言われています。敷地内にはおよそ50株が植えられていて、5月中旬に中心の茎が5、6メートルまでぐんぐん伸び始め、7月10日ごろから開花し始めたということです。
例年、咲いたとしても1株か2株で、咲かない年もあるそうですが、2024年は一気に14株が開花。蜜を求めて集まった昆虫も幻の味に夢中になっている様子でした。
● 堀部貴紀 中部大学応用生物学部准教授(リュウゼツランに詳しい)
「夜の温度が 10℃~30℃くらいがリュウゼツランの生育気温だといわれている。気温が平年より高いからリュウゼツランの生育に適した温度になった。その結果として、開花する個体が増えたのではないか」
この幻の光景、7月いっぱいは楽しめるとみられています。
●PICA初島 藤原透支配人
「インバウンドのお客様も結構いらっしゃるので咲いた花を皆さんに見ていただきたいなと思っています」