「模型のまち静岡」で高校生のプラモデル日本一を決める大会が初開催 静岡県内の高校は?

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「模型のまち静岡」で高校生のプラモデル日本一を決める大会が初めて開かれました。

●大場舞桜アナウンサー:
「今まさに、翼を広げているようなプラモデルもあります。」

 静岡市内で7日、8日と開かれた全国プラモデル選手権大会。「ホビーの街静岡」として高校生のものづくりへの関心を深めたいと2024年初めて開催されました。

●事務局:
「高校生年代の方に、ものづくり・プラモデルに興味を持ってもらえるようなそんな舞台を用意したい」

 大会はジオラマ部門やガンプラ部門などに分けられ、全国27校からおよそ120人の高校生が参加しました。

●大場アナウンサー:
「こちらの作品、ビームが出ているように見えます」

●高校生:
「ランナーと呼ばれる縁の枠組みなんですけど、そこをライターとかで伸ばしながら作っていきました」

 また、ジオラマ部門に参加したこちらの高校生は。

●高校生:
Qどうしてジオラマ部門で?

「単体っていうよりも、このジオラマ、土台と機体が合わさることで情景を表現できるっていうのが好きで、機体の細部、特にディティールにこだわっていて、内部の機体の座席だとかは全部自分で作っています」

 ロケットの打ち上げ装置をイメージしたという作品は、製作するのにおよそ2カ月かかったと言います。

●高校生:
「大変でした。本当に大変でした。今回この色んな色に光るLEDをつけて、リモコンでコントロールして色を変えられるようにしました」

 静岡県内からは6校が出場。島田樟誠高校模型部は個人で12作品にエントリーしました。

●高校生:「頑張ります!」

●顧問:
「作っていく過程を楽しんでほしいなっていうところで」

 1年生の木田隼風さんが作ったのは、戦艦大和のプラモデル。筆を使った塗装作業にこだわりました。

●木田さん:
「何回も何回も重ね塗りしてれば、いつかその自分が思い描いている戦艦大和の色とかを再現出来るんじゃないかなと」

 大会の審査は、来場者らによる作品への投票と高校ごとに行うプレゼンテーションで行われます。島田樟誠高校は色にこだわったガンダムのプラモデルを紹介しました。

●高校生:
「アピールポイントとしては、元の色から、元の色は、ニューガンダムは胴体の部分が紺色だったんですけどそれを赤のメタリックカラーに塗装しました。」

 無事プレゼンを終えた生徒たちは。

●高校生:
Qプレゼンやってみてどうでしたか?
「あまり前に出て発表する機会がないので、とても緊張しました」

Qアピールはよく出来ましたか?
「まあ、意外といけたんじゃないか」

 初めて全国大会という大舞台を経験した部員たち。模型の街・静岡の担い手として多くの刺激を受けていました。

 2日間に渡って開かれた大会。最優秀賞を獲得したのは、神奈川県の商工高校でした。

 島田樟誠高校は、惜しくも入賞とはなりませんでしたが、来年の大会での巻き返しを誓っています。

●高校生(島田樟誠高校):
「周りの高校の皆さんの発表も聞いて、色々得るものがあったので、これからの活動でそれを活かして頑張っていきたいと思います」

静岡県内からは島田樟誠高校など6校が出場
静岡県内からは島田樟誠高校など6校が出場