静岡県は新たに4人がマダニ媒介の「日本紅斑熱」に感染したと発表 感染は過去最多のペース

 静岡県は新たに4人がマダニ媒介の「日本紅斑熱」に感染したと発表しました。過去最多のペースで感染が確認されています。

 感染が確認されたのは、熱海保健所管内の70代の男性と女性、東部保健所管内の50代女性、中部保健所管内の20代男性の合わせて4人です。

 県によりますと、4人はいずれも発症前に農作業や草刈りなど野外で活動していて、自覚はないものの、マダニに咬まれたことで感染したとみられます。

 4人は快方に向かっているということです。

 県内では2025年に入り、日本紅斑熱の感染者はこれで12人となりました。過去最多だった前年は6月までに4人確認されていて、2025年は前年と比べて3倍のペースで感染者が確認されています。

 日本紅斑熱は、マダニに噛まれることで感染しますが、人から人への感染はありません。マダニは、春から秋にかけて活動が盛んになることから、県は、野山や草むらなどに入る場合は、肌の露出を少なくするよう、呼びかけています。

静岡県庁
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