登呂博物館の企画展「いせきのZOO」開催 出土品から分かる昔と今の動物との関わり方の違いとは?

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 夏休みに合わせ、静岡市の登呂博物館では企画展が行われています。出土品から分かる昔と今の動物との関わり方の違いとは。

●船引とわ記者:
「今回の企画展、いせきのZOOということで、イルカや鹿など遺跡から出土した様々な動物の骨が展示されています」

 7月から登呂博物館で行われている企画展、「いせきのZOO」。動物に関わる様々な出土品が展示されていて、その動物と人の当時の関わりが丁寧に説明されています。

●船引記者:
「ここで問題です。こちら鳥の頭の形をした埴輪なんですが、いったいなんの鳥をモチーフにしているでしょうか。正解はにわとりでした」

 ニワトリは時告げ鳥とも呼ばれ弥生時代に日本に伝播して以来、貴重な動物として祭りの道具や埴輪のモチーフとして選ばれるようになったということです。

 ちなみに静岡市内で埴輪が出土するのはかなり珍しいことだそうです。

 11日は学芸員による展示解説も行われました。

●学芸員:
「装飾品だったり、お祈りとかお祭りの道具の為としても使うことがありました」

 来館者は解説を聞きながら、人と動物の歴史に思いを馳せていました。

●来場者:
「夏休みの社会の自由研究で来ました。今はペットとかかわいがる人が多いんですけど、昔の人は犬を食べたりとかそういう所が違うなって思いました」

●渡邉智大さん:
「お子様連れのお客様に多く来ていただいてうれしく思います。動物はすごく身近な物だと思いますのでこれを機に考古学とか遺跡のことに興味を持っていただけるとうれしい」

 登呂博物館の企画展「いせきのZOO」は9月15日(月)まで行われています。