「下田市?と言われることも」…「島田」の緑茶を知って 若者の街・東京下北沢に期間限定で出店 静岡・島田市
9月5日、東京「下北沢」に、期間限定ショップがオープン。島田市のお茶が味わえる、お店です。扱う茶葉は、島田市のオリジナルブランド。その数なんと10種類。
男性客(下北沢から):「さわやかで、うまみが強い。ゴクゴク飲めてしまうような自分で作るのと島田市が作るので味が全然違う。発見ですね」
女性客(千葉から):「すっきりしておいしかった。10回は通いたい」

10種のうち7種を飲み比べできるメニューが、店のイチオシ。蒸し方や加熱時間が異なる緑茶を、少しずつ味わうことができます。自分の推しのお茶を発見してもらうのが、狙いです。
女性客(都内から):「2番はフレッシュ、味は少し薄い。4番は飲みやすい、4番が1番おいしかった」
女性客(名古屋から):「思っていたより差がある。同じ浅蒸しでも味が変わるのが面白い」

お茶のうま味をぜいたくに楽しめるソフトクリームも販売。お茶のパウダーが、より濃厚な味わいを引き出します。
男性客(埼玉から):「苦みがなく、シンプルに濃くておいしい」
男性客(下北沢から):「緑茶の味濃くておいしい」

地球上でもっとも緑茶を愛する街・島田市
「島田市緑茶化計画」の一環で作られた、こちらの店。島田のお茶を発信するため、様々な商品が並んでいます。
島田市広報プロモーション課 大畑沙弥香さん:「島田市となかなか知ってもらえなくて、下田市?と言われることがたくさんある。地球上でもっとも緑茶を愛する街・島田市がというのが主語になっているので、そういうことをフックにもっと島田市を知ってもらいたい」

下北沢と言えば、音楽やアートなど、様々なカルチャーを生んできた街。若い世代が多く集まります。
島田市広報プロモーション課 大畑沙弥香さん:「緑茶って嗜好品で高齢の方が飲まれるイメージがありますが、若い方にもたくさん広めていきたいなということで、下北沢にした」
オープン初日。さっそく、若い世代のお客さんも訪れていました。店があるのは、「SHIMOKITACOLLEGE(シモキタカレッジ)」という施設の中。シモキタカレッジでは、高校生や、大学生、若手社会人ら、およそ120人が暮らしています。学校や、職種、世代の垣根を超えた、新しい形の交流拠点です。
島田市広報プロモーション課 大畑沙弥香さん:「SHIMOKITACOLLEGEの中でやってるからこそ、カレッジに住んでいる子たちが何回も足を運んでくれたらいいな、皆さんに体験していただけたらなと思います」

シモキタカレッジで生活する人も、店に来ていました。
男性:「コラボに来るまでは(島田市のことは)知らなかった。カレッジと島田市は交流があるみたいで、知ってきた」

中には、お店の商品開発や、販売に関わる人たちもいます。オープンに先駆け、メンバーで島田市を視察しました。ご当地のグルメを満喫、そして、観光地を訪問。岐阜県出身の松井さんは、その時、初めて島田を訪れました。
SHIMOKITACOLLEGE 松井清花さん:「茶畑が広がっている美しさは写真で見たことがあった。実際に飲む瞬間にまで頭の中でつながっていなかったが、どういう工程で手に届いているか知れた。お茶を飲むときに深みやありがたみが増した。行けて良かった」
松井さんたちは、島田のお茶にハチミツを掛け合わせた「しもきちゃハニー」というコラボメニューを考案。島田のお茶をアピールするため、積極的に活動しています。

島田市広報プロモーション課 大畑沙弥香さん:「若い方からみた刺さり方や若い方からみてこっちが飲みやすいとか、考え方が違うなと感じたので、もっと膨らませたり広げたりしていきたい。1回来てくださった方に島田のこと知ってもらって発信してもらえると嬉しい。島田に行ってみたいと思ってもらえると一番いいと思います」
若い世代を巻き込んで取り組む、島田のお茶のPR。お店の営業は、10月5日(日)までおよそ1カ月間、続きます。
