マダニによる「日本紅斑熱」に3人感染 今年の患者が過去最多の23人に(うち1人死亡) 静岡県
静岡県は10日、マダニが媒介する感染症「日本紅斑熱」に3人の感染を確認した、と発表しました。
●熱海保健所管内の70代女性 9月20日頃に発熱、発疹の症状が出て、24日に入院、26日に日本紅斑熱と診断されました。右足のすねをマダニにかまれた自覚があり、発症前に草取りをしていた時に刺されたとみられています。すでに退院して快方に向かっています。
●10月に東部保健所管内の医療機関で日本紅斑熱と診断。 本人の希望で性別、年代、経緯などは非公表
●中部保健所管内の80代男性 9月23日に発疹が出現 26日に発熱、全身脱力感があり、入院 2日に日本紅斑熱と診断されました。マダニにかまれた自覚や刺し口はないものの、発症前に草取りをしていて、その時にマダニにかまれたものと推定されます。男性は入院中ですが、快方に向かっています。
これで今年の静岡県内での日本紅斑熱の患者は、過去最多の23人となり、1人が死亡しています。
また、同様にマダニが媒介する重症熱性血小板減少症候群(SFTS)にも、今年8人が感染し3人が死亡しています。
