防災の日 静岡県内各地で訓練実施 東伊豆町では断水想定し町民参加も

きょう9月1日は防災の日です。静岡市など県内各地で地震に備えた訓練が行われ、参加者は防災への意識を高めていました。

3年ぶり静岡市の総合防災訓練

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防災の日 静岡県内各地で訓練実施 東伊豆町では断水想定し町民参加も

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3年ぶりに実施された静岡市の総合防災訓練には市職員や消防関係者など、およそ6000人が参加しました。訓練は南海トラフ巨大地震が発生し、静岡市内の広い範囲で震度6弱から震度7を観測した想定で行われました。
 市役所3階に設置された災害対策本部では、被害状況を田辺信宏市長に報告するなど、本部の円滑な運営方法について確認しました。
 また対策本部と被災現場をテレビ会議システムで結ぶ訓練も初めて実施され、避難所となった小学校の運営状況や二次災害の恐れがある地域から報告を受けるなど、手順を確認しました。

避難所の運営訓練

一方静岡市駿河区の中田小学校では、避難所の運営訓練が行われ市職員をはじめ近隣住民など、およそ30人が参加しました。

 訓練では段ボールベッドの組み立てが行われ、参加者は段ボールを箱型にした後、強度を増すための仕切りを入れるなどの手順を確認しました。

Q:寝心地はどうですか?

市民:「かなり快適だなと」

Q:強度はどうですか?

市民:「不安もなく普通に寝れるなあと」

画像: 避難所の運営訓練

 段ボールベッドは大人2人1組、5分以内で組み立てることができ成人女性がこれだけ乗っても耐えられます。振動や底冷えなどを和らげる効果が期待できるほか、簡単に区切ることが出来るため新型コロナなどの感染症対策にも有効とされています。

静岡市職員:「初めて組み立てたんですけど、自分が思っていたよりも簡単に組み立てられて、使うのもガムテープひとつでできるので、誰でも簡単にできるものだと思いました」

断水の想定も

東伊豆町では断水が起きた想定で、防火水槽から避難所のトイレに水を送る訓練をしました。

参加加した町民
鈴木邦彦さん(86才):「訓練しなきゃ年寄りでね、色々災害があれだから(災害があるから)、協力しなきゃと思い来ました」

画像: 断水の想定も

 またこちらの公民館では消防隊員の指示を受けながら、簡易の担架を作って要救助者を搬送する訓練や消火訓練も行い、参加者は防災への意識を高めていました。

参加した町民
竹内楓さん(16才):「自分の知らないことがあったので、これから役立てるのかなと思ってます」