路線バスが驚きの「変身」…なんと「走るサウナ」に 静岡仕様でお茶を使ったロウリュウも
路線バスがまさかの変身!? そのバスがこの日、展示されているという静岡市の中心市街地へ
嶋田光希アナウンサー:「あちらにサバスって書いてあります。煙突もありますよ。サウナ出入口、サウナですか?」

バスの出入口にサウナいったいどういうことなのか?
嶋田アナ:「もしかしてサウナなんですか?」
静岡鉄道新規事業推進課 國松真哉さん:「移動式のサウナのサウナバスです。全国でも3台目になります」
引退した路線バスがサウナに生まれ変わった。その名も「サバス」。9月、静岡市内を12年走っていた静鉄バスの車両が生まれ変わったんです。いったいどうなっているのか見ていくと…。
嶋田アナ:「サウナ・水風呂・外気浴・ととのう」
國松さん:「本来行き先があるところも、サウナ仕様になっています」
ほかにもナンバープレートも「いいサウナ」(1137)。いたるところにサウナらしい遊び心が詰まっています。

嶋田アナ:「ますます中が気になります」
國松さん:「入ってみますか?」
嶋田アナ:「入りたいです」
このあといよいよその全貌が明らかに。路線バスがサウナに生まれ変わったサバス。中はどうなっているのか。
嶋田アナ:「すごいサウナになってます」
乗車し、奥に進むと、そこにはバスの中とは思えない本格サウナ空間が。

嶋田アナ:「熱い熱い」
國松さん:「100℃ぐらいまで上がります。特徴はふたつあって、段々畑になっていて静岡のお茶畑をイメージした内です。もうひとつは天竜のヒノキを使っています。本格的なサウナにこだわっていて、薪を実際に火をつけて炊いていたり、サウナストーンを置いて温める本格的なサウナです」
嶋田アナ:「バスの中のサウナって、どうなってるんだろうと思っていたけど、結構しっかりサウナですね」

サバスは中古バスの新たな活用を目指す兵庫県の会社リバースが企画プロデュース、3年前に兵庫県で1号車が、去年、神奈川県で2号車ができ、9月静鉄が3台目を作りました。
國松さん:「静鉄バスがコロナ禍が明けても、お客さんが戻り切らなかった。また運転手不足もあり、サバスを作る事でみなさんがよりバスを好きになるんじゃないかと、始めたのがきっかけです」

サバスは各地のイベントでの体験や団体の方々へ向けた貸し出しで使う予定。移動できるバスだからこその利点を生かしたいといいます。
國松さん:「山のなかでサウナをしたり、海や川、茶畑を見ながら、いろんな景色と一緒にサウナを楽しんでほしい」

静岡発のサバスだからこそのサービスもあります。お茶を使ったロウリュウです。
嶋田アナ:「これをかける? うわっ蒸気が…お茶の香りがする。これは贅沢ですし、静岡ならではですね、ますます汗が止まらないです」
いい汗をかいたところで外気浴でととのいます。

嶋田アナ:「いい汗かいた~って感じです、いま。バスって可能性無限大だなって思いました。
國松さん:「バスと何かを組み合わせると面白いな、と思っていて、これは僕個人の考えですけど、バスとキッチンの組み合わせとかもおもしろいかもと思っていて、イベントでキッチンカーはあるけど、キッチンバスも面白いと思ってます。がんばってくれたバスが、新しい形に生まれ変わるのが、本当にうれしいと思ってます」
