平安・鎌倉期製作の仁王像の修復作業完了…「まっすぐ立たせるのが一番の課題だった」 静岡市

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 静岡市の寺の仁王像が修復作業を終えて生まれ変わった姿が報道公開されました。

栗田麻理アナウンサー:「修復前の仁王像は足の損傷が激しく、自立するこができませんでしたが、しっかりと立っている。2年ぶりに静岡市に戻ってきた」

 清水区大内にある霊山寺の仁王像は、2023年、標高150メートルの仁王門から運び出され、埼玉県で修復作業が行われていました。霊山寺に戻る前に、25日から静岡市歴史博物館で展示されます。平安時代から鎌倉時代の間に作られたといわれ、清水の街を見守ってきた仁王像。

 生まれ変わった姿を見た住職は…

霊山寺 榎本宏純住職:「お寺に行くときに仁王様がいないというのはさみしい思いがあったが、完成した姿を見て本当にうれしい」

吉備文化財修復所 牧野隆夫代表:「まっすぐ立たせるというのが一番大きな課題だった。3カ月ぐらいかけてこの2つの像の足をやって、本当に立ったたときがうれしかった」

 仁王像は12月7日まで公開されます。