マダニにかまれたか…新たに3人がマダニ媒介の感染症に 過去最多を更新 静岡県発表

 静岡県は24日、3人の男女がマダニが媒介する感染症にかかったと発表しました。

 県によりますと、重症熱性血小板減少症候群の感染が確認されたのは、山梨県内の80代の女性です。女性は、11日にふらつきなどの症状が現れ、山梨県内の医療機関を受診。その後、発熱など症状が悪化したため、静岡県内の病院に搬送され、入院しました。女性は発症前に農作業をしていたことから、マダニにかまれ感染したとみられています。女性は山梨県内の医療機関に転院し、治療を続けています。

 また、熱海保健所管内の男性(80代)と東部保健所管内の男性(50代)は、日本紅斑熱に感染しました。80代の男性は既に退院。50代の男性は入院中ですが、快方に向かっているということです。

 重症熱性血小板減少症候群の感染者数は今年に入って10人目、日本紅斑熱は25人で、いずれも過去最多を更新しています。

 県は、畑などで作業する際は肌の露出を少なくするなど、マダニにかまれないよう注意を呼び掛けています。

静岡県提供
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