「一人でも多くの子どもたちに直接声を届けたい」「夜回り先生」水谷修氏が全国の学校で講演を行うためのクラウドファンディングを開始
夜の繁華街をパトロールし、若者と向き合ってきた「夜回り先生」水谷修氏。静岡県を含む全国の学校で講演を行うためのクラウドファンディングを始めました。
横浜市に生まれ、上智大学文学部を卒業後、高校の教員になった水谷修氏。夜間定時制高校に赴任したことがきっかけで、横浜を始め、全国の繁華街をパトロールしてきました。夜の世界を彷徨う子どもたちに救いの手を差し伸べるためです。
2004年に設立した「水谷青少年問題研究所」での活動では、自らを傷つけてしまい、悩み苦しむ子どもからのSOSに応えるなど、105万人を超える青少年と関わったと言います。
“どこまでも、生きぬいて”自身のホームページで発するメッセージには、水谷氏の青少年への思いが込められています。
水谷氏は、1997年から3年間にわたり、厚生労働省と静岡県の委託で、静岡県内全ての県立高校で、薬物乱用防止講演会を行いました。「当時、静岡県は、薬物乱用者の摘発数が人口比率でみると突出して多かったためです。その時に多くの高校生たちから、薬物の相談を受けました」
70歳の節目を迎える今年。水谷氏はクラウドファンディングを始めました。静岡県を含む全国の学校で、生きることの素晴らしさを伝える講演会を開くためです。
1998年に始めた講演会は29年間で約5200回。青少年を取り巻く問題と向き合ってきた経験を生かし、300万人を超える人々に現状や解決方法を伝えてきました。
「夜の世界や薬物乱用、犯罪や心の病を抱える子どもたちを救うことは私の第一の仕事」。
無償で講演会を引き受けることも少なくなく、資金が枯渇してきた一方で、「一つでも多くの学校などを回りたい」という思いから、クラウドファンディングの実施を決めたと言います。
「残された時間の中で、一人でも多くの子どもたちに直接、声を届けたい」と話す水谷氏。
集まった資金は交通費や宿泊費に活用する予定で、少年院や児童施設、学校など最低100カ所で、講演を行う事が目標です。
水谷氏は「プロジェクトが成功したら、静岡県内の中学や高校も回りたい」と話します。「今も浜松、富士、三島の子どもたちからの相談が続いています。子どもたちに早い段階で何とか救いの手を差し伸べたいと考えています」。
受付期間は4月30日までで、目標額は1000万円です。
▼寄付サイト「READYFOR(レディーフォー)」
https://readyfor.jp/projects/168343?sns_share_token=&utm_source=pj_share_url&utm_medium=social