「これ本当に図書館?」ハンモックで読書、カフェ完備…58億円の新図書館が話題 「月2回は来たい」小学生も大興奮 なんと恐竜発掘もできる!?

 静岡県の有識者会議。議論のテーマは「新しい県立中央図書館」です。JR東静岡駅前に整備構想が持ち上がっている新たな県立中央図書館ですが、およそ100億円の財源不足が明らかとなり、現在、構想の見直しが進められています。

 度々注目される「図書館のニュース」。そうしたなか、県内に“新たな公立図書館”がオープンしました。

伊地健治アナウンサー:「いよいよオープンを迎える御殿場市立図書館。公共の図書館としては他にはないようなつくり。一体中はどうなっているのでしょうか」

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 今回は御殿場市社会教育課の杉山さんとカラオケなどでお馴染み、シダックスの河野さんが案内してくれることに。でもなぜ? シダックスなんでしょうか?

シダックス 河野傑さん(館長):「建物全体の管理運営をカフェを含めて行っています」

伊地アナ:「カフェもあるんですね。全国の自治体の中で指定管理のケースは他にもまだある?」

河野さん:「図書館だけでも全国で100カ所以上、指定管理と業務委託で行っています

伊地アナ:「図書館運営のエキスパートみたいなものですね」

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 新たな御殿場市立図書館の総事業費は58億円。民間企業が運営に関わる「指定管理者制度」を使いサービス向上や業務効率化、コスト削減を行うといいます。

 それでは、いよいよ注目の館内へ。

伊地アナ:「うおおすごい、これが図書館ですかという内観。上が木でできていて六角形になっている?

河野さん:「そうです」

 老朽化にともない移転新築した御殿場市立図書館。総事業費58億円。蔵書はおよそ29万冊、屋根の6角形は御殿場市の旧6町村を象徴しているそうです。

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 天井に圧倒されるなか、足元を見てみると…

河野さん:「これは御殿場の泉と言って、押すと御殿場にちなんだカードが出てきます」
伊地アナ:「手をかざすと反応するんですね」

 映し出されたアイコンをタップすると浮かび上がったのは地域の情報。こういった仕掛けが図書館の至る所に隠れているそうです。

河野さん:「子どもたちが遊びながら御殿場の伝統や文化に触れられるよう、こういったものを作りました

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 入り口のすぐ隣には、図書館らしいスペースが。

伊地アナ:「郷土資料館なんですね」

御殿場市社会教育課 杉山貴浩さん:「御殿場に市民に見てもらえる郷土資料館がなくて、地元の要望も踏まえて図書館と郷土資料館の機能を備えたスペースを設けた」

伊地アナ:「郷土資料館を単体で作るよりも人の目に触れやすい。図書館に入る前にここで心をつかまれるような珍しいものばかりですけども、図書館のほうへ行ってみましょうか」

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 「図書館」という型に捉われないこちらの施設。続いて目に留まったのは…

伊地アナ:「カフェって書いてあります。書架とここが繋がった空間になっている。例えば本を手に取ってここに座ってコーヒーを飲みながら本を読んでも大丈夫なんですか?」

河野さん:「大丈夫です。カフェコーナーで買った飲み物に関しては、ここで飲むのも大丈夫ですし、館内でお好きな席で飲むことができます」

伊地アナ:「この空間全てが、本を読みながらくつろげるカフェということになりますね」

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伊地アナ:「いよいよ書庫のほうに行きます。すごい、わかりますかカメラさん、この本棚、背が低いんですよね。段々と向こうに行くにしたがって背が高くなっている」

河野さん:「利用者が見やすい書の配置をしている」

伊地アナ:「「読書のコマ」「新聞のコマ」コマってなんですか?」

杉山さん:「コマっていうのは御殿場の伝統的な古民家の特徴で、いわゆる居間のことを指す。建物のコンセプトが御殿場の伝統的な古民家をモチーフにしている。皆が集えるリビングのような図書館を設計コンセプトにしている」

 目的別に区切られた読書スペース。読書のコマは集中したい人のために扉がついた部屋。ティーンズのコマは、なんと掘りごたつ。友達とワイワイ楽しんでも良いそうです。

伊地アナ:「何となく無機質な本だけある図書館とはイメージがだいぶ違う。ここの窓はものすごく広くとられていて、光が差し込んできますから、開放感があるホテルのロビーのような雰囲気もあります」

河野さん:「こちらが児童のコーナーになります

伊地アナ:「広いですね」

 館内の約3分の1を占める児童エリア。読み聞かせが必要な子育て世代に対しても、利用しやすい設計に。

伊地アナ:すごい紙芝居ですか? 無数の紙芝居の作品があります。全部で…」

河野さん:「1000以上あります」

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 声を出してはいけないイメージの図書館ですが、気兼ねなく声を出して楽しめるスペースも充実しています。しかもこの部屋、ある仕掛けが!?

伊地アナ:「これ恐竜の化石だすごい!こうやって発掘するんですね。面白い!こどもたち喜びますね」

 大人も興奮する映像を使った仕掛け。さらに…ここも読書スペース!?

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 20日、オープンした御殿場市立図書館。そこには、公共施設とは思えない驚きの仕掛けの数々が!

伊地アナ:「本当はお子さんだけということですが、きょうは特別に乗らせてもらいます。おお!面白い」

 こちらはハンモック型の読書スペース。

伊地アナ:「これは新感覚です」

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 取材したこの日は、地元の小学生が見学に来ていました。

小学3年
Q:学校の図書館以外で行ったことはあった?
A.ない。
Q:また来たいと思うかな?
A.うーん、来たいかも

小学3年
Q:ハンモックで本を読む気持ちは?
A.めちゃくちゃ気持ちいい。雰囲気が明るくて、本がいっぱい並んでいて、子どもでも読みやすそうな感じ。月に2回は来たい

小学3年:「本が好きなので本を読むと止まらなくなるので、次の本を読むんですけど、おうちにはこんなにたくさん本はないので」

Q:本棚を埋め尽くすほど本がありますね。きょうは何を読んでいるんですか
A.「石はなにからできている」という本です
Q:石に興味があるんですか?

A.「はい。ここが開いたらこの本借りてみようかなって思うんですけど。

 すると、こちらの小学生から思わぬ情報が!?

小学3年:「カフェのところでベックファンというサンドイッチが売られているらしいんですけど、そこのベックファンも行ったことがあります」

 図書館のカフェでは、御殿場の人気店の商品も販売。市外から来た人たちにも御殿場の魅力を広める仕掛けです。

伊地アナ:「御殿場コシヒカリを使ったおにぎりですね」

 おにぎりと副菜のランチセット。梅干し、焼き魚、みそ汁などがついてきますが、メインは、もちろん御殿場コシヒカリです。

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伊地アナ「(食べる)おいしい!粒が一粒一粒立っていて、さすが御殿場コシヒカリ、じんわりと甘み粘りを感じます。定食後のコーヒーを飲んで、またくつろぎながら本を読むことができる。これはちょっとした大人の遊び場にもなりますね」

 人々のライフスタイルが変わる中、本だけでなく、文化財や重要資料の保存にも必要不可欠な図書館。これまでの概念を覆す“先駆け”になっていきたいといいます。

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杉山さん:「ただ単に本を貸す場所ではなくて様々な人が交流して繋がれる施設を目指している。市民はもちろん市外の方、県内にお住まいの方、ぜひ素敵な図書館になりましたので、ぜひ活用していただきたいと思っています」

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