「結婚するつもりはない」35%超…変わる若者の価値観 本人不在で縁探し!? わが子の結婚を願う親たちの“代理婚活”に密着

10代女性未婚
Q.結婚願望は?
A.「ないです」

20代男性未婚:「今のところはない」

 静岡の街からも聞かれた、「結婚するつもりはない」という意見。結婚に対する考え方、変化しているようです。

 こども家庭庁の調査では、未婚の男女のうち、35.1%が「結婚するつもりはない」と回答。結婚の“ハードル”として挙がったのは、「安定した結婚生活を送れる収入への不安」が40%と最も多く、未婚者の半数は、結婚よりも「余暇・趣味を楽しむこと」を優先すると答えました(こども家庭庁 15歳~39歳の約10万人に調査)。

20代男性未婚:「面倒くさいものを何個も何個も踏んでいくっていう、実際やってみたらそんなにハードルなんて高くないだろうと思うが、傍から見ていると高く感じる」

20代男性未婚:「自分の収入とかでも養っていけるのかとか、そういう不安はある。友達との時間だったり、自分一人の趣味だったり、そういうところに時間を使いたいと思う」

20代女性2人未婚
「一緒に住むとなると、自分の素を見せるので、受け入れられるかなと」

「離婚の話とか、離婚した後に起こる問題とか、そういうのも不安だなと思う」

「結婚するつもりはない」35%超…変わる若者の価値観 本人不在で縁探し!? わが子の結婚を願う親たちの“代理婚活”に密着

 結婚生活を送る、人生の先輩からは…。

60代男性既婚者:「失敗を恐れずに飛び込んでみようってことじゃないですか。そういうことの中でいろいろな感動とか、そういうものが出てくると思う」

40代男性既婚者:「(結婚願望は)若い頃はそんなになかったと思う。仕事とかやりたいことに夢中だった」

Q.そこからどうして結婚願望が出てきた?
A.「家庭というか、自分の人生を意識するようになったから」

Q.実際結婚してみていかがですか。
A.「自分が安心していられるので、いいと思う」

「結婚するつもりはない」35%超…変わる若者の価値観 本人不在で縁探し!? わが子の結婚を願う親たちの“代理婚活”に密着

 ひとりひとり異なる結婚への考え方がある中、浜松で行われた、とある婚活イベント…。

60代(娘30代)×70代(息子30代)
「遠いですね。娘さん、近くに置いておきたいですよね」

 参加していたのは、本人ではなく、「親」。わが子のために、“親同士がお見合い”をする「代理婚活」が行われていました。

70代男性(息子40代):「40歳近くまでは本人が見つけるだろうと全然関与しなかったが、いよいよ40にさしかかってきた時に、これはちょっと親がかりでやらないといけないのかなと思った。結婚してもらえると、私もひと安心だなという感じ」

70代女性(息子30代):「なかなか本人が知り合う機会がないので、少しでもご縁があったらいいなと思う。いつまでも元気なわけじゃない私たち親も。(子ども)ひとりではちょっとかわいそうかなと」

 実はこのイベント、2005年に始まって以来、全国でのべ6万人以上が参加。静岡県内では、これが32回目の開催です。

 参加者は、相手の子どもの年齢、職業、性格など、簡単なプロフィールを確認しながら、わが子の特徴や条件と照らし合わせていきます。

「結婚するつもりはない」35%超…変わる若者の価値観 本人不在で縁探し!? わが子の結婚を願う親たちの“代理婚活”に密着

●やりとり
60代(娘30代)「本人も意外と自分からって、意外とそういうタイプじゃなくて、慣れるまでちょっと時間がかかってしまうタイプ」

70代(息子30代)「うちの息子はもう職場にもいないし。なかなか自分から話しかけるとか、そういうのがなかなかできないタイプで。真面目なんですけど」

 本人不在の中で語られる、親同士による“奥手な我が子”のエピソード。

●やりとり
70代(娘30代)「転勤は」
70代(息子40代)「転勤というか、部署変更というんですかね」
70代(娘30代)「こういうところもネックに」
70代(息子40代)「ご縁あればと思ったんですけど。すみません」

 仕事や性格、住んでいる場所など、求める条件は、親子それぞれ。ただ、親同士だからこそ感じるメリットも…。

60代女性(息子30代):「相手の親御さんを見れば、そのお子様がわかるし、逆に私とか主人を見てもらったら、自分の息子もわかってもらえるかなと思う」

 この日は特別に本人も参加可能で、自ら出席している人も…。

40代女性(本人):「親が遠くに住んでいるので、あなた地元だから行ってきなさいという感じできた。親世代の人と仲良くできると思うので、親御さんが話しやすいといいなっていうのはある」

 子どもの条件が合い、親同士も意気投合したら、身上書を交換。

●やりとり
70代(40代息子)「本人同士の相性かなと私は思う。もしよろしかったら一度交換させていただいて、他の方との比較検討、もし会わせていただく機会が得られればと。交換だけでもお願いできますか」

 とはいえ、最終的に会うかどうかは決めるのは、あくまで本人です。

60代女性(娘30代):「親としての私がきょう参加したのは、娘に親として後悔しないように行ってくるねと言って、やってあげたいっていう気持ち、親として悔いの残らないようにしてあげたいっていう思いで来た」

Q.会ってもらえそう?
A.「ちょっと想像がつかない。想像がつかないけど、会ってくれるといいなと思っている」

「結婚するつもりはない」35%超…変わる若者の価値観 本人不在で縁探し!? わが子の結婚を願う親たちの“代理婚活”に密着

 時代とともに変わっていく、結婚に対する価値観。それでも、子どもの人生を思う親の気持ちは変わりません。

良縁親の会 宮越法子代表:「結婚してそれがダメだったとしても、とても大きな経験になり、自分のこれからの人生の財産になると、私は結婚をそう捉えている。でも自分の人生なので、結婚すべきとかそういうことではなく、よく考えて、しなくてもいいし、してもいいし。例えばしたい、という方には本当に力になりたいと思っている」

「結婚するつもりはない」35%超…変わる若者の価値観 本人不在で縁探し!? わが子の結婚を願う親たちの“代理婚活”に密着