『PARMは全部ここで作られていた』 年3.7億本を生む静岡の“全国唯一の工場”に潜入 人気の“はむっと食感”の秘密とは?

堀優奈アナウンサー:「唯一無二の“はむっと食感”」

 年間販売本数、3億7000万本。2005年の販売開始以来、絶大な人気を誇るアイス「PARM(パルム)」。“大人のデザート”をコンセプトに、これまで100種類以上の商品を展開し、年間売り上げは200億円規模。そんなPARM、実は…。

冨士森永乳業 菊地智幸工場長:「日本全国のPARMは、静岡県のこの工場で作られている」

『PARMは全部ここで作られていた』 年3.7億本を生む静岡の“全国唯一の工場”に潜入 人気の“はむっと食感”の秘密とは?

 PARMを作る唯一の工場が、静岡県長泉町にありました。今回、取材班は特別に、製造現場を見せてもらえることに。そして、この取材を誰よりも熱望していたのが…。

堀アナ:「長泉町にある、全国で唯一のPARM工場にやってきました」

堀優奈アナウンサー
堀優奈アナウンサー

 PARMをこよなく愛する堀アナウンサー。

堀アナ:「実は2週間前にPARMのロケがあると聞いて、石田(和外)部長に直談判して取材をさせてもらえることになった。私PARMが大、大、大、大好きなんです」

 その後、5分間に渡りPARM愛を熱弁し、ようやく工場の中へ。

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 今回案内してくれるのは、冨士森永乳業の菊地智幸工場長。

菊地工場長:「映えますね。PARMと同じような赤で…」

堀アナ:「PARMと言ったら、この赤いパッケージ。ということで、片山アナウンサーに借りて来ました」

菊地工場長:「・・・(なんとも言えない表情)」

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 あふれるPARM愛をアピールする堀アナに対し、菊地工場長も…

菊地工場長:「私の体の4分の3はPARMでできている」

堀アナ:「4分の3はPARM!?」

 そんな菊地工場長、実はすごい人なんです!

冨士森永乳業 菊地智幸工場長:「工場の設計、PARMの商品設計を立ち上げた」

 これまで20年以上もPARMに向き合い続けてきた、まさに“PARMを知り尽くす男”。

冨士森永乳業 菊地智幸工場長:「立ち上げ当初はこんなに皆様に受け入れられると思っていなかったので、ここまで設備投資して大丈夫なのかという不安はずっとあった」

冨士森永乳業 菊地智幸工場長
冨士森永乳業 菊地智幸工場長

 今となってはスーパーマーケットやコンビニエンスストアなどあらゆる店舗で販売される人気商品となったPARM。工場に入る前に“その味”を確かめます。

堀アナ:「(食べる)上品な甘みです。チョコと中のアイスが同時に溶け合う。このなめらかな食感が唯一無二」

菊地工場長:「工場の中でその秘密を明かしたい」

『PARMは全部ここで作られていた』 年3.7億本を生む静岡の“全国唯一の工場”に潜入 人気の“はむっと食感”の秘密とは?

 PARM特有のあの上品な味わいは? 独特の“はむっと食感”の秘密は? いよいよ潜入です!!

堀アナ:「(工場入る)もう既に甘い香りがします。大きな機械がずらっと並んでいます」

 広大な工場の中には、製造ラインがずらり。1日におよそ100万本ものPARMが作られています。まず、最初の工程は…。

『PARMは全部ここで作られていた』 年3.7億本を生む静岡の“全国唯一の工場”に潜入 人気の“はむっと食感”の秘密とは?

堀アナ:「あちらでは何を入れている?」

菊地工場長:「そこは企業秘密」

 早速、“企業秘密”としながらも、乳製品や水あめなど、こだわり抜いた材料を使っていると言います。そこには、静岡ならではのこだわりも。

冨士森永乳業 菊地智幸工場長:「富士山のおいしい水が採取できる」

 原材料を混ぜ合わせると、次はアイスを作る上でかなり重要だという、「冷やす」工程。

冨士森永乳業 菊地智幸工場長:「こちらは先ほど見たアイスミックスをソフトクリーム状態にする、アイスクリーム作りの心臓部といわれている、フリーザーという設備です」

『PARMは全部ここで作られていた』 年3.7億本を生む静岡の“全国唯一の工場”に潜入 人気の“はむっと食感”の秘密とは?

 ここに、なめらか食感を生み出す秘密が…。

冨士森永乳業 菊地智幸工場長:「大人向けアイスの設計をしていて、急速、凍結製法を利用して、急激にPARMミックスを冷やしてソフトクリーム状態にする」

 従来のアイスとは違い、独自の製法で急激に冷やし固めることで、氷の結晶を細かくし、なめらかな舌触りを実現しているんです。続いて向かったのはー

『PARMは全部ここで作られていた』 年3.7億本を生む静岡の“全国唯一の工場”に潜入 人気の“はむっと食感”の秘密とは?

PARMの秘密①形が楕円なのはなぜ

堀アナ:「わー!PARMだ! 続々と流れていきます」

 流れてくるバニラアイスに瞬時に横から棒を挿し、同時に均一の厚さにカット。

冨士森永乳業 菊地智幸工場長:「あれがPARMのこだわりの形です」

 クイズです。PARMをこの形にしたのには、ある狙いがあります。それは一体なんでしょうか? 正解はー

冨士森永乳業 菊地智幸工場長:「PARMは楕円になることにより、バニラとチョコが均一に口の中で味わえる」(正解「バニラとチョコを均一にするため」)

「角型だと隅の方にチョコが多くなってしまい、バニラとチョコのバランスが悪くなる」

堀アナ:「楕円ではなく丸でもいいのでは?」

菊地工場長:「丸だと、食べにくくなるというところと、スティックからずり落ちてしまう可能性があるので、やはり楕円がお客さんに優しい形」

PARMの秘密② “はむっと食感”を生み出す「こだわり」

 口当たりと食べやすさを追い求めたこの形。そんなこだわりが詰まったバニラバーを続いては…。

堀アナ:「すごい!PARMがチョコのお風呂に浸かっています」

 目の前に現れたのは、PARMの製造過程で、特にこだわったというチョコのコーティング。

冨士森永乳業 菊地智幸工場長:「チョコレートは通常バリバリと硬いが、なめらかなPARM独特のチョコレートになるように設計している。バニラとチョコが口の中で同時に溶け合う。そこをこだわってPARMを設計した」

 生チョコのようななめらかさを追求してたどり着いた、“はむっと食感”。チョコが体温ほどの温度で溶け出すようにすることで、バニラとの一体感を生み出しています。こうしてできたPARMは梱包され、全国の販売店へ届けられています。

『PARMは全部ここで作られていた』 年3.7億本を生む静岡の“全国唯一の工場”に潜入 人気の“はむっと食感”の秘密とは?

 知られざるこだわりを知ることができた堀アナ。改めて味わってみると…。

堀アナ:「間違いないおいしさです。このなめらかでコクのあるアイスは、急速フリージングしているからでしたね。作る方がこだわり抜いて、こだわり抜いて作られたものだからこそ、唯一無二の“はむっと”食感を実現している」

『PARMは全部ここで作られていた』 年3.7億本を生む静岡の“全国唯一の工場”に潜入 人気の“はむっと食感”の秘密とは?

 こちらの工場では期間限定のフレーバーも製造。この日は「キャラメルヴァニーユ」が作られていました。

冨士森永乳業 菊地智幸工場長:「(定番は)大人向けにターゲットを絞ってきたが、期間限定は全ての人に受け入れられるようないろんな種類を出している」

 販売開始以来、多くの人に愛されてきたPARM。目指す先は―

冨士森永乳業 菊地智幸工場長:「この先も20年と言わず、30年40年50年愛され続けるPARMを作っていきたい。これから海外展開も視野に入れて、世界制覇というところを目指したい」

 静岡から世界へ。PARMの挑戦は続きます。

『PARMは全部ここで作られていた』 年3.7億本を生む静岡の“全国唯一の工場”に潜入 人気の“はむっと食感”の秘密とは?