【台風15号】いまなお続く被災者への支援活動 生活再建へ被災者に寄り添う 静岡市社協の活動に密着
静岡市社会福祉協議会のメンバーら5人
静岡市社会福祉協議会
勝美夏樹 リーダー:「私、静岡市社協総務の勝美と申します。ポスティングのご協力よろしくお願いします」
午前9時静岡市清水区の高部みずべ公園に集まったのは、災害ボランティアセンターを運営する静岡市社会福祉協議会のメンバーら5人です。
勝美夏樹 リーダー:「実際に土砂の撤去とか家財の搬出とか、ここに書いてある一覧のお手伝いのこと、お困りごとがあればお問い合わせをお願いしますっていう形でですね」
27日は静岡市清水区の能島地区で、被災した自宅をまわり相談受付に関するチラシをポストに投函します。この地区は9月の台風15号の大雨で断水が起きたほか、巴川の氾濫によって大きな被害が出ました。
時には被災者に声をかける場面も…
自宅が床上浸水の被害にあった
片山昭夫さん:「こないだね、ボランティアの人が来てくれてやっててもらって助かりました」
片山昭夫さん84歳。台風15号影響で近くの川の水があふれ、家に土砂が流れ込む被害にあいました。
片山昭夫さん:「ちょうどこのへんまでですね。ちょっと上、上がっちゃったんで床上で」
片山さんの自宅は床上浸水、半壊と認定されました。
片山昭夫さん:「畳すれすれまで入りましたね。家具は全部助かりました。ベッドと洋服のタンスがだめでボランティアの方にみんな持っていってもらった。私どもは年寄りなものですから本当に助かりました」
静岡市社会福祉協議会
勝美夏樹 リーダー:「お困りごとあればですとか周りの方にお困りごとを抱えている方がいらっしゃれば下の番号のところにご相談いただければなと」
台風15号に関する相談は700件以上に
被災者:「自動車の工場やってるんですけど初めてでしたね。すごい被害があったのが」
勝美夏樹 リーダー:「床下とかですかね?」
被災者:「はい、そうですね。工場の内部にも水がかなり入っちゃって。今はだいぶ落ち着きましたね」
Q:困りごとは?
被災者:「いろいろ支援とかあるんじゃないですか。それがどのようにしたらいいのか手続き。もう少し情報提供してほしいと思います」
静岡市社会福祉協議会によりますと、これまでに寄せられた台風15号に関する相談は700件以上に上ります。当初は家財の運び出しに関する相談が多かったといいますが、発災から1カ月がすぎ徐々に生活再建に向けた住宅の補修や補助金制度などについての相談事が増えているそうです。
27日は夕方までに7つの地域を回りました。
静岡市社会福祉協議会
勝美夏樹 リーダー:「なかなか口には出しにくいようなことも。ちょっとお顔合わせてお話させてもらうと、これも相談していいのかなっていうものを抱えている方もいらっしゃるので、そういったところも潜在的なニーズを引き出すところも僕らができる活動の一つなのかな」