11月8日は「立冬」箱根松並木では晩秋の風物詩「松のコモ巻き」が 静岡・三島市

11月8日は「立冬」です。静岡県三島市では晩秋の風物詩「箱根松並木のコモ巻き」が行われました。

 コモ巻きは1970年から毎年実施されており、今年で54回目となります。

 8日朝の三島の最低気温は12℃。

 まだ冬の気配はなかなか実感できない中、二重折りのコモを使い、
松の根元からおよそ1.5mの高さに2周ずつ縄を巻いて、コモを固定していきます。

 全長およそ1kmの箱根松並木は、江戸幕府が1604年に東海道の大改修の際に、植えたのが起源とされます。

 太平洋戦争で多くの松が燃料として伐採され、最盛期には700本あった松が現在では286本に減りました。

 コモ外しは来年春の啓蟄の日に行われます。