静岡県内朝早く短時間に激しい雨 掛川市内に一時「緊急安全確保」発令 土砂崩れも発生
16日の静岡県内は1日ぐずついた空模様に。掛川市では朝早く短時間に雨が強まり、一時「緊急安全確保」が
発表されました。
未明から明け方にかけて、静岡県内では激しく雨が降ったところも…。
竹内一夫記者
「午前2時を過ぎた掛川市内です。強い雨が降り始めてから道路に深い水たまりができ始めました」
磐田市では1時間に77.0ミリの雨を観測、
掛川市でも1時間に56.5ミリの非常に激しい雨が降りました。
竹内一夫記者
「午前4時を過ぎた袋井市村松です。川から水があふれだした状態です。」
袋井市では大雨によって川の水があふれ、一部の道路が冠水。
こちらの住宅は玄関に上がるための階段が、一部水につかっていました。
この雨の影響で掛川市の上土方地区では341世帯995人を対象に、一時、警戒レベル5の「緊急安全確保」が発表されました。
掛川市千羽では土砂崩れ
掛川市千羽にあるこちらの住宅では…。
岡本正博さん
「こんな形で落ちて…。大雨が降っていたので少し周りを見ていたらガサガサと音がしてここまで(土砂が)来ちゃった。」
午前4時半ごろ、住宅の裏山で土砂崩れが発生。
土砂は自宅の壁ギリギリにまで迫りました。
この家に住む3人にけがはありませんでしたが、土砂によって排水路は埋まり、自宅の土間が浸水する被害を受けました。
住民の岡本さんによれば、もともと裏山の斜面にはひびが入っていたといい、事前にブルーシートで覆う対策をしていたそうです。
岡本正博さん
「結構な土砂の量があるので取り除くにも大変で。何日かかることやら。これ以上雨が降ると心配だが上がってくれると少しは安心かなと。」
静岡県内では、すでに雨のピークを越えていますが、
17日午前まで雨雲が残る見通しで、今後も土砂災害に注意が必要です。