マダニに咬まれ致死率3割「SFTS」感染 80代男性が血小板・白血球減少の症状 高齢者は重症化リスクも 静岡市で今年2例目 山で作業中感染か 春〜秋に活動活発化
静岡市葵区に住む80代男性が、マダニに咬まれ、「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」に感染したと、静岡市が発表しました。今回の症例が静岡県内で確認されるのは、今年2例目となります。
市によると、静岡市葵区に住む80代男性は、5月29日に発病し病院を受診。翌日に入院し、「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」と診断されました。男性は発熱、神経症状、血小板減少、白血球減少の症状が見られています。
男性は日常的に山で作業していたということですが、感染経路に関しては、マダニの刺し口は確認されておらず、特定されていません。ただし、屋外でマダニに咬まれて感染した可能性があると見られています。
「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」は、2013年から感染症法に基づく4類感染症(動物や飲食物などを介してヒトに感染する感染症)に指定されています。致死率は約3割で、高齢患者は重症化するリスクがある感染症です。静岡県内では2021年に初めて確認されて以降、年間4~6件の発生が報告されており、2025年には過去最多となる13件の発生が確認されています。
市は、『春から秋にかけてマダニの活動が活発になり、野外活動やレジャー、農作業を通じてマダニに咬まれるおそれがあります。 「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」は、ウイルスを保有するマダニに咬まれることで感染します。マダニに咬まれた場合や、その後に発熱、発疹、倦怠感などの症状が認められた場合は速やかに医療機関を受診してください』と注意を呼び掛けています。