「行政は幕の内弁当」 静岡県の平木省副知事に単独インタビュー リニア静岡工区の着工に向け、県の対策本部長として陣頭指揮を執るキーマン
リニア静岡工区の着工に向け、県の対策本部長として陣頭指揮を執るキーマンを単独取材しました。
●平木省副知事:
「あごもっとこうした方が良いとかある?私ね、結構顔が怖いとか(言われる)『「笑え』とかね」
副知事になって1年半。初めてのテレビ単独インタビューです。
●平木省副知事:
「静岡のポテンシャルを発揮するベースを作ることができているんじゃないかと。リニアの問題も一区切りつけることもできましたし」
●平木省副知事:
「財政危機宣言というレベルまで行っている」
1年前に行われた”異例の会見”。4年連続で500億円を超える「財源不足」について副知事自ら説明しました。
●平木省副知事:
「行政はわかりにくい言葉で説明することが多いんですよ。基準財政需要額とかね、実質公債費比率とかね。専門家しかわからない言葉でごまかすんじゃないと。データ・真実は」
来年度の当初予算での財源不足は303億円と去年の会見で発表された今年度見込みの640億円と比べると、大きく改善される見通しです。
●平木省副知事:
「いろんな反響や、お叱りもありましたけれども、僕としては良かったんじゃないかと思いますけどね」
去年4月に副知事に就任した平木省(ひらき・しょう)氏。旧自治省、現在の総務省に入省後、大臣秘書官を務めていた時の”ボス”は高市総理でした。
●平木省副知事:
Q.高市総理の印象は?
「もう全然変わらないですよね。非常に気配りもされますけれども、やると決めたことはしっかりやると」
鈴木知事が浜松市長の時代には財政部長を務めました。その鈴木知事は今年7月、リニア静岡工区をめぐり「着工容認」を表明。平木副知事は「対策本部長」として陣頭指揮をとり、今月30日には工事現場を視察します。
Q.国が推進している中で本当に(工事を)止められるのか疑問を抱く県民もいるが?
●平木省副知事:
「それはもうしっかりやりますよ、これが僕らの責務なので」
気になるのは、県とJR東海が結んだ地域振興に関する合意書です。
●平木省副知事:
Q.ずばり地域振興とは何?
「それはやっぱり交流人口だと思いますね。静岡県はかなり立地がいいもんですから、人口流出とかも言われているじゃないですか。流域市町とかが連携してさまざまなプロジェクトを組んでいくということが非常に大事」
県政で進む重要課題の一つが、今年度中に予定している190以上の県有施設の見直しです。すでに県の男女共同参画センターや労政会館などの廃止が決まっています。
見直しを行う一方で、県も、高市政権が掲げる「責任ある積極財政」と同じ姿勢です。
●平木省副知事:
「行政って幕の内弁当みたいなもんなんですよ。要するに一定の枠の中に詰めていかなきゃいけないわけですね。市場の信認と積極投資というのを両立させようということなので、何も我々が言っていることはそんなに変わらないんですよね」
県は新たに、地域の産業を支えるための120億円の投資枠を新設。さらに、鈴木知事肝入りの”空飛ぶクルマ”の実装に向けた協議会が全国に先駆けて開かれています。
●平木省副知事:
「海洋DXだとか、空飛ぶ車だとか、市場がないやつについてしっかりとこれから投資するべきじゃないかっていうような提案もしている。恐れないでチャレンジするということをやっていければなと」